【レポート】

『シンデレラガールズ劇場』だいたい2017年ころにアニメ化決定! 「THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 4thLIVE TriCastle Story」SSA2日目

『アイドルマスター シンデレラガールズ』過去最大級のライブイベント「THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 4thLIVE TriCastle Story」さいたまスーパーアリーナ公演2日目が2016年10月16日、埼玉・さいたまスーパーアリーナで開催された。

ライブのラストには、ゲーム内で配信されているショートコミック『シンデレラガールズ劇場』のアニメ制作決定が告知された。シンデレラたちの日常をデフォルメを交えて描いた作品で、だいたい2017年頃の公開を予定しているとのことだった。監督はまんきゅう氏、制作はギャザリングが担当。

(C)BNEI/シンデレラガールズ劇場

【PV】シンデレラガールズ劇場アニメ化発表


「THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 4thLIVE TriCastle Story」SSA公演2日目

9月に行われた神戸ワールド記念ホール公演を『シンデレラガールズ スターライトステージ』を中心にした「Starlight Castle」、昨日のさいたまスーパーアリーナ公演初日をフレッシュなキャストを多く集めた「Brand new Castle」として開催された4thライブ。締めくくりとなる最終日は「346 Castle」。TVアニメの舞台となった事務所・346プロの名を冠したTVアニメ楽曲の集大成的なコンセプトで、島村卯月役の大橋彩香、渋谷凛役の福原綾香、本田未央役の原紗友里、多田李衣菜役の青木瑠璃子、双葉杏役の五十嵐裕美、アナスタシア役の上坂すみれ、神崎蘭子役の内田真礼、三村かな子役の大坪由佳、緒方智絵里役の大空直美、赤城みりあ役の黒沢ともよ、新田美波役の洲崎綾、前川みく役の高森奈津美、北条加蓮役の渕上舞、神谷奈緒役の松井恵理子、諸星きらり役の松嵜麗、安部菜々役の三宅麻理恵、木村夏樹役の安野希世乃、城ヶ崎莉嘉役の山本希望、城ヶ崎美嘉役の佳村はるか、そしてプロデューサー役の武内駿輔が出演。さらにサプライズゲストとして、高垣楓役の早見沙織と川島瑞樹役の東山奈央が登場した。

昨年11月に幕張メッセで開催された3rdライブは、作中でアイドルたちが目標にしていた「シンデレラの舞踏会 -Power of Smile-」の副題を冠して行われたが、アニメの最終話では、そこからさらに季節を経て行われたライブと、新たなシンデレラたちが動き出す予兆が描かれていた。その意味では昨日の「Brand new Castle」と今日の「346 Castle」もまた、TVアニメ『シンデレラガールズ』を締めくくる結びのライブといえるかもしれない。TVアニメで中心になったキャラクターの担当キャストが集まった最終日は、3rdライブの忘れ物を丹念に拾い集めるような内容になった。

1曲目の「Star!!」で全員が登場すると会場からは驚きの声が上がった。2日目のキャストも初日同様、個別の衣裳姿だったのだ。加えて2日目組の衣裳はどこかユニットごとの統一性がある。序盤の「LET'S GO HAPPY!!」「Happy×2 Days」「Memories」「-LEGNE- 仇なす剣 光の旋律」という畳み掛けは、TVアニメ前半に登場したユニット曲をただ並べただけ……なのに、驚くほど胸を打つ。物語を構成する、いるべき人がそこにいて、その曲を歌うべき人が歌ってくれる。それだけのことを実現するのがどれだけ大変で、実現したステージがどれだけ貴重なものか、会場にいる誰もが知っているからだ。上坂と洲崎のユニット「LOVE LAIKA」の「Memories」は、今日この時初めて2人一緒に歌うことが叶った。3rdライブでほかのメンバーとこの曲を歌った時、洲崎はあくまで自分の隣にアーニャ(上坂)がいることをイメージして歌ったという。青と白をまとった2人が一緒に歌う左右対称の美しいシンクロは、誰もが夢見た光景だった。

アニメ後半の物語で存在感を増した*(Asterisk) with なつなな。「Wonder goes on!!」では高森、青木瑠璃子、三宅、安野のオリジナルメンバーが揃いのエアギターでハッピーな共演を見せた。実はシンデレラのステージの繊細な演出とキャストのこだわりに唸らされたのがこのエアギターだった。夏樹を演じる安野はつきあい程度しかエアギターをやらず、むしろ安部菜々役の三宅がノリノリでエアギターをやっているおかしさに笑ってしまったのだが……2曲後、「Rockin' Emotion」を歌い終えた安野がステージの真ん中に仁王立ちすると、流れ始めるのは「ØωØver!!」のイントロ。夏樹のギター一本で音を奏でる"-Heart Beat Version-"だ。その旋律に合わせ、安野が見せたのは全力のギタープレイ。そう、夏樹はエアーギターはやらないのだ。見せるなら本気のギター。それはギターを持ってこそいないけれど、そこにギターが存在するとしか思えないほど魂のこもった表現だった。その旋律に呼び込まれた*(Asterisk)の2人が「ØωØver!!」を熱唱したのだが、ラストの青木のエアギターは去年のそれよりもかっこよく、本気。一年後の青木が演じる多田李衣菜は、もうにわかとは呼べないそれだった。

アニメの楽曲と物語を丹念にたどるのがコンセプトだとすれば、第15話でファンとの関わりとステージに立つことの矜持を未熟なシンデレラたちに背中で伝えた高垣楓の存在は欠かせない。シンデレラのライブでは初めて勢揃いしたTriad Primusによる「Trancing Pulse」の圧倒的なパフォーマンスの余韻も消えやらぬ内に、ステージに早見沙織が、高垣楓の緑のドレスをまとってサプライズ登場した時の衝撃はすごいものだった。早見のライブ登場は2014年4月の「CINDERELLA GIRLS 1stLIVE WONDERFUL M@GIC!!」以来2年半ぶり。驚いたのはブランクがあるどころか、早見のパフォーマンス、表現力がさらに格段に進歩していたことだ。シンデレラのライブに出演がない間も演者として、アーティストとして自分を磨き続けてきた早見が楓と同じ25歳になって、より高垣楓そのものと思える表現者としてステージに帰ってきたのだった。さらに川島瑞樹役の東山奈央までがステージに登場し、「Nocturne」でよりハイスパートで攻撃的に進化した2人を叩きつけてくるに至っては、極上の体験の洪水に見ている側もそれなりの体力と精神力が求められるほどだった。

このあと締めに「流れ星キセキ」「M@GIC☆」「夢色ハーモニー」と続けば、アニメを語る上で欠かせない極上の楽曲だけで満たされた2時間半、21曲のライブは、前日や神戸に比べれて時間は短くても満足度では決して劣らなかったはず。だが、ステージに登場したプロデューサー役の武内駿輔が「ただいまより皆様を4つ目のお城、Future Castleにご案内します!」と宣言した時は我が耳を疑った。4thライブはほぼフルメンバーでアニメの楽曲の集大成を見せる「346 Castle」と、シンデレラガールズの「これから」を見せる「Future Castle」の二段構成だったのだ。『アイドルマスター シンデレラガールズ ビューイングレボリューション』テーマ曲の「Yes! PartyTime」を挟んで、山本の「SUPER LOVE☆」から始まったソロ新曲タイムはなんと8曲ノンストップ。アイドルたちのソロ曲のいわば「2周目」はいずれも新しい魅力と各人のスキルアップを感じるもので、未来の城で過ごす時間はまたたく間に過ぎ去った。

ラストには、前日に披露された「EVER MORE」「GOIN'!!!」をこのメンバーでも聴くことができた。初めての舞台で歌う特別なステージにも、思いと経験を積み重ねてきた果てにあるステージにも、それぞれに違った輝きと魅力があることを改めて確認できた。アニメを中心にしたこれまでの全てと、『シンデレラガールズ』のこれからの可能性を詰め込んだステージの余韻の中で思い浮かんだのは、ステージのオープニングでnew generationsとTriad Primusが歌った「STORY」のフレーズだった。

舞踏会は、終わらない。アイドルは、止まらない。

「THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 4thLIVE TriCastle Story」さいたまスーパーアリーナ公演2日目 - セットリスト

M-01 : Star!! / THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS
M-02 : Shine!! / THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS
M-03 : STORY / new generations+Triad Primus (大橋、福原、原紗友里、渕上、松井恵理子)
M-04 : LET'S GO HAPPY!! / 凸レーション (黒沢、松嵜、山本)
M-05 : Happy×2 Days / CANDY ISLAND (五十嵐、大空、大坪)
M-06 : Memories / LOVE LAIKA (洲崎、上坂)、内田
M-07 : -LEGNE- 仇なす剣 光の旋律 / Rosenburg Engel (内田)
M-08 : 私色ギフト / 黒沢、松嵜、山本、佳村
M-09 : Heart Voice with 安部菜々 / CANDY ISLAND (五十嵐、大空、大坪)、三宅
M-10 : Nebula Sky / 上坂
M-11 : Wonder goes on!! / *(Asterisk) with なつなな (青木瑠璃子、高森、三宅、安野)
M-12 : できたてEvo! Revo! Generation! / new generations (大橋、福原、原紗友里)
M-13 : Rockin' Emotion / 安野
M-14 : ØωØver!! -Heart Beat Version- / *(Asterisk) with 木村夏樹 (青木、高森、安野)
M-15 : Trancing Pulse / Triad Primus (福原、渕上、松井恵理子)
M-16 : こいかぜ / 早見
M-17 : Nocturne / 早見、東山
M-18 : この空の下 / LOVE LAIKA withe Rosenburg Engel (上坂、洲崎、内田)
M-19 : 心もよう / 青木瑠璃子、五十嵐、上坂、内田、大空、大坪、黒沢、洲崎、高森、渕上、松井恵理子、松嵜、三宅、安野、山本、佳村
M-20 : 流れ星キセキ / new generations (大橋、福原、原紗友里)
M-21 : M@GIC☆ / 大橋、福原、原紗友里、青木瑠璃子、五十嵐、上坂、内田、大空、大坪、黒沢、洲崎、高森、松嵜、山本
M-22 : 夢色ハーモニー / THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS
M-23 : Yes! Party Time!! (Long Intro Ver.) / THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS
M-24 : SUPER LOVE☆ / 山本
M-25 : NUDIE★ / 佳村
M-26 : おかしな国のおかし屋さん / 大坪、上坂
M-27 : Sparkling Girl / 青木瑠璃子
M-28 : ニャンと☆スペクタクル / 高森
M-29 : ステップ! / 原紗友里
M-30 : AnemoneStar / 福原
M-31 : はにかみdays / 大橋
M-32 : EVER MORE / THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS
【アンコール】
EC-01 : GOIN'!!! / THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS
EC-02 : 夕映えプレゼント / THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS
EC-03 : お願い!シンデレラ / THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS

(C)BNEI/シンデレラガールズ劇場
(C)BANDAI NAMCO Entertainment Inc.

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