移動のための交通費を改めて見直してみると、意外とかかるものですよね。いつもの移動手段に少しだけ工夫を加えて、交通費をおトクにお出かけしてみませんか? 今回は、交通費で得するための行動4つを紹介します。

回数券を活用して電車に乗る

電車やバス……など、ふだんの交通費を節約するには?

通勤などで乗ることも多い電車。実はお得に利用できるサービスが豊富です。最近では、ほとんどの人がSuicaなどのICカードで運賃の支払いをしていますが、切符をうまく使うことで交通費を抑えられることがあります。

回数券は10回分の運賃で11回乗ることができ、1回分得になります。つい、いつもの習慣でICカードを使って改札を通ってしまいがちですが、休日にジムなど、決まった場所へ定期的に訪れる場合は、回数券の利用がおすすめです。

都内の主要各線の場合、ほとんどの路線で10枚分の運賃が1枚分安くなります。また、私鉄各線では、「時差回数券」といって利用時間が限定されるものや、土日祝日のみ利用可能な「土日回数券」など、更に得する回数券も。例えば、東京メトロ・小田急電鉄・東急電鉄・京王電鉄では、時差回数券の場合は2枚、土日回数券の場合は3枚分多く利用できますので、ICカードと賢く使い分けたいですね。

1日乗車券を利用してみよう

1日乗車券を利用するという手もあります。旅行先などで使うケースが多いかもしれませんが、実は都内でも使い方によっては交通費を安く抑えられる1日乗車券があるのです。JRの「都区内パス」は、東京23区内における普通列車(快速を含む)の普通車自由席が、何度でも乗り降り自由になります。

さらに、「休日おでかけパス」は、東京近郊のエリア内なら、普通列車(快速を含む)普通車自由席に加え、東京臨海高速鉄道線(りんかい線)全線、東京モノレール線全線が乗り降り自由です。特急券を別に購入すると、新幹線や特急列車等にも乗車ができます。

その他、地下鉄と都バスが1日乗り放題になる切符や、2路線乗れる1日乗車券、都バスの1日乗車券などもあります。都内をあちこち巡りたい場合は、うまく使えば交通費がグッと抑えられるかもしれませんね。