世界最大級の音楽ストリーミングサービス「Spotify」(スポティファイ)が29日、日本市場に向けて提供を開始した。4,000万曲以上の楽曲がスマートフォン、タブレット、PC、PS4などで聞き放題になる。都内では同日、記者説明会が開催された。

世界最大級の音楽ストリーミングサービス「Spotify」が29日、日本市場でサービスをローンチした。4,000万曲以上の楽曲がスマホやPCなどで聞き放題になる

Spotifyのサービス概要

説明会の冒頭、スポティファイCEOで創業者のダニエル・エク氏と、スポティファイジャパン代表取締役のハネス・グレー氏が登壇して挨拶した。スポティファイは2008年にスウェーデンで創業されたデジタル音楽サービス企業。現在、グローバルで1億人以上がSpotifyを利用しており、そのうち4割は有料会員となっている。有料会員の数についてハネス氏は「グローバルで競合する他社サービスの約2倍の規模」と説明した。視聴できる楽曲は4,000万曲以上で、世界中の音楽ファンが作成した20億を超えるプレイリストを利用できる。

(左から)スポティファイCEOで創業者のダニエル・エク氏と、スポティファイジャパン代表取締役のハネス・グレー氏

視聴できる楽曲は4,000万曲以上

ユーザーの視聴履歴に基づいたプレイリストを毎週月曜日に更新するDiscover Weekly、ユーザーがフォローするアーティストの情報などに基づいたプレイリストを毎週金曜日に更新するRelease Raderなど、独自のレコメンド機能を搭載。これにより、まだ知られていないアーテイストの発掘にも寄与していく。お気に入りの楽曲はLINEやFacebook、TwitterといったSNSを通じて簡単に共有できる仕様。このほか、モバイル機器での視聴時には「歌詞」を見ながら音楽を聞けるユニークな機能も用意した。これは世界に先駆けて日本市場に向けて導入するものだという。

ユーザーの視聴履歴などに基づいたプレイリストを作成するDiscover Weekly

「歌詞」を見ながら音楽を聞けるユニークな機能も日本市場に先行投入する

Runningでは、走るテンポに合った音楽プレイリストを利用できる

料金プランには、ストリーミング中に定期的に広告が流れる無料の「Spotify Free」と、全ての機能を広告なしに利用できる月額980円(税込)の「Spotify Premium」を用意。Spotify Premiumでは320Kbpsで音楽が楽しめるほか、オフライン視聴や、楽曲のダウンロードにも対応する。プレミアムプランの支払いはクレジットカード、キャリア決済(NTTドコモ、KDDI、ソフトバンク)、コンビニエンスストア店頭、オンラインバンクなどに対応している。

料金プランには、無料の「Spotify Free」と月額980円の「Spotify Premium」を用意した