Appleが提供するストリーミングを中心とした定額制の音楽サービス「Apple Music」は、既にご利用だろうか? iPhoneを持って利用料を払っていれば、いつでもどこでも音楽が聴き放題になるサービスで、新規の加入者はお試しで3カ月間無料で利用ができる。すべてのメンバーは、ビデオ、プレイリスト、4,000万を超える曲、そしてエキスパートのおすすめする楽曲に好きなだけアクセスというのが特徴だ。また、現在開催中の音楽イベント「Apple Music Festival 10」の中継など、独自のコンテンツも楽しめる。その名称から、iPhoneをはじめとしたApple製品だけで利用できるサービスだと想像しがちだが、そうではない。iPad、Mac、Apple TV、Apple Watchはもちろんのこと、Windows PCやAndroidでも楽しめるのがApple Musicなのだ。

新規メンバーは前述の通り、3カ月間無料で全てのサービスを受けられるが、その期間が終わってからも利用を継続するなら有料プランへ移行するということになる(ラジオ番組「Beats 1」は3カ月のトライアル期間が終了した後でも無料で楽しめる)。個人のメンバーシップは月額980円となっており、Apple IDと関連付けられたクレジットカードを持っていれば、そこから月々の使用料を支払えるのだが、今回はよりおトクにApple Musicを楽しめる耳寄りな情報をお届けしよう。

Apple Musicギフトカード

一部のコンビニエンスストアで派手なプロモーションを展開しているのでご存知の方もおられるかと思うが、9月に入りAppleは、Apple Musicのメンバーシップ支払いに使用できる「Apple Musicギフトカード」の販売を開始している。まずはこれにより、Apple IDは持っているが、クレジットカードは持っていないというユーザーの有料プラン加入が簡単になった。カードは3カ月分と12カ月分の2種類が用意されているが、圧倒的に12カ月分のカードがおトクだ。

iPhoneの「iTunes Store」アプリを起動し、画面の一番下にある「コードを使う」をタップ。iTunes StoreのサインインにApple IDのパスワードを求められるので入力

ギフトカードのコードを読み取る画面に遷移。「カメラで読み取る」をタップし、カメラでカード裏面のコードを読み取る

カードをカメラでスキャンしたところ。一つ前の画面で「コードはキーボードでも入力できます。」をタップし、ソフトウェアキーボードで入力することもできるが、カメラを利用したほうが簡単だ

12カ月分のカードでは1,960円おトク。「メンバーシップを延長」をタップして、またApple IDのパスワードを入れて作業は完了

3カ月分のカードの価格は980円×3の2,940円だが、12カ月分のカードは9,800円、つまり10カ月分の料金で購入できる=2カ月分はタダという特典つきなのである。ギフトカードだけでなく、「Apple Music コード」も用意しており、こちらも3カ月分と12カ月分の2種類がギフトカードと同価格で提供されている。

1年分のメンバーシップが登録された。翌年以降も年額9,800円で自動更新される

12カ月分のカード/コードは、メンバーシップ登録をキャンセルしない限り、翌年以降も年額9,800円で自動更新される。すなわち、一度、12カ月分のカード/コードを利用したメンバーは、この先ずっと10カ月分の料金で年間利用料がOKということになるのだ。この施策は継続的で、何年何月までに利用するとという期間限定ではないので、いつでも12カ月分のカード/コードでメンバーシップを延長できる。

最初のトライアル期間を含めると、9,800円で最大15カ月の利用が可能となるので、これは使わない手はない。

Apple Musicギフトカードは、Apple Store実店舗をはじめ、コンビニエンスストアや家電量販店、一部を除いた全国のソフトバンクショップで購入できる。Apple MusicコードはAppleのWebサイトおよびソフトバンクのオンラインショップで購入が可能となっている。