節約するために気をつけた方がいいことは?

固定費の見直しをしない

節約というと、日々使うお金をチマチマと削っていくイメージがあるかもしれません。少しでも安いスーパーを探す、1円単位で家計簿をつけるなど、面倒で手間のかかるものと考える人も少なくないはずです。

こうした日々の節約以外に、毎月の決まった出費である固定費を見直すことで、大きな節約につながる場合もあります。保険料、携帯電話やプロバイダーの料金、家賃、住宅ローンなどは、削減できる部分がないか一度確認してみましょう。

面倒に思うかもしれませんが、固定費を一度見直すことで、節約効果はずっと続きます。固定費で節約ができれば、変動費は余り気にする必要もなくなりますので、ストレスもたまりにくいはず。日々使うお金を節約することに躍起になる前に、時間を設けて固定費を見直してみましょう。

食費節約で健康に悪影響を与える

日常の中で、使う機会の多いのが食費。使い方を見直すことで、大きな節約につながる可能性があることは、間違いありません。むやみに食費を削ることで、栄養バランスが崩れてしまい、健康や美容を損なってしまっては、元も子もないですよね。食事が適当になってしまうので、その分サプリメントで補っている……という場合は、そもそも食生活を見直すことで、サプリメントを購入せずに済むかもしれません。

節約を優先させたことで、健康を損ねて医療費が高くつくことになれば、払わなくて良かった出費になってしまいます。健康でいることが一番の節約になることを思い出し、できる範囲の工夫をしていきたいですね。

いかがでしたかでしょうか。今回は4つの行動を紹介しましたが、探してみると、まだまだ日々のお金の使い方で「実は損をしていた」ということが見つかるかもしれません。また、一時的に得した気になっても、長い目で見るとむしろマイナス……ということもあるものです。大切な自分のお金ですから、使い方はより厳しい目で見極めていきたいですね。

筆者プロフィール:武藤貴子
ファイナンシャル・プランナー(AFP)、ネット起業コンサルタント
会社員時代、お金の知識の必要性を感じ、AFP(日本FP協会認定)資格を取得。二足のわらじでファイナンシャル・プランナーとしてセミナーやマネーコラムの執筆を展開。独立後はネット起業のコンサルティングを行うとともに、執筆や個人マネー相談を中心に活動中。FP Cafe登録FP。