日本観光振興協会(日観振)と日本旅行業協会(JATA)は9月22日~25日、世界最大級の旅のイベント「ツーリズムEXPOジャパン2016(JATA Tourism EXPO Japan 2016)」を東京ビッグサイト(東京都江東区有明)にて開催。一般公開となる24,25日に先駆けて、旅を全身で伝えてくれた人・キャラクターたちを写真でお届けしよう。
熊本復興や知られざる国の"発見"も
同イベントは、海外旅行・訪日旅行・国内観光のさらなる需要喚起を図るべく、観光産業はじめ、全産業や地域の力を結集して実施する世界最大級の旅のイベント。3年目となる2016年は「旅は変える、人生を。世界を。」をテーマに、全国47都道府県と世界140以上の国と地域から1,200を越える団体・企業が出展し、最新の観光情報をさまざまな体験を通じて発信する。
国内旅行エリアでは、熊本地震以降の復興を支援する企画として、寄付参加によるレゴブロックで熊本城を制作する企画を実施。参加者一人ひとりの手で築かれたレゴブロックの熊本城は、復興への願いを込めて熊本城に寄贈される。また2016年度は、「スポーツと観光の融合」や地域の魅力や伝統工芸を観光というカタチにしている産業や団体、テクノロジーが創る観光など新しい切り口の企画を具現化する。
海外旅行エリアでは、フランスやイタリア、スペインなど日本人にとって馴染み深い欧州の他、黒海沿岸諸国6カ国(アゼルバイジャン、ベラルーシ、ブルガリア、ジョージア、モルドバ、ルーマニア)も特集し、まだ広く知られていない国の魅力も発信。また、2016年はブータン・日本外交樹立30周年の年であり、会場内のブータンブースでは伝統舞踊とともに、ブータン現地の郵便局から絵はがきが届く"ブータンポスト"の企画も実施している。日本から週末旅行も可能なアジアにおいても、中国や台湾、香港、タイ、インドネシアなど、一際大きなブースを展開していた。
会場の中で世界旅行を疑似体験できるのがこのEXPOの醍醐味だが、その一方で、華やかな衣装に身を包んだ人々に出会えるのもまたひとつの魅力だ。中にはちょっとつっこみたくなるキャラクターがいるのもご愛嬌。気づけば女性ばかりに偏ったコレクションになってしまったが、会場の雰囲気を写真でお届けできればと思う。