説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、『iPhoneのガラスを割りがちな私ですが、どうすれば?』という質問に答えます。

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iPhoneを落としてしまいがちであれば、適当なケースを装着しましょう……という対策は過去の話となるかもしれません。Appleが提供する修理サービス「AppleCare+(アップルケア・プラス)」では、2016年9月発売のiPhone 7/7 Plusを対象に、画面を損傷したときの自己負担額を3,400円(税別)に引き下げました。「どうしてもケースはイヤ!」、という人には格好のオプションではないでしょうか。

AppleCare+を契約すると、Appleから受けられる1年間のハードウェア保証と90日間の電話サポートが、それぞれ2年間に延長されます。iPhoneが故障したときの修理料金も通常より安くなりますから、過去に手痛い臨時出費を経験した人にはむしろ割安感を覚えるサービスといえます。なお、画面の損傷は3,400円ですが、それ以外のトラブルは11,800円と差が設けられています。

過失や事故による損傷に対する修理・交換サービスは最大2回までとされますが、保証の対象はiPhone本体に加えてバッテリーと付属品(イヤホンやケーブルなど)にも適用されます。特にバッテリーは、製造上/材質上の問題が生じたときだけでなく、容量が本来の80%未満になった場合にも適用されるので、長くiPhoneを使いたいユーザにもメリットがあります。

その加入方法ですが、新品のiPhoneとあわせて契約手続きする以外にも、iPhoneの購入日から30日以内にApple Storeの実店舗で手続きするか、Appleサポートのフリーダイヤル(0120-27753-5)に電話することでも可能です。料金はiPhone 7/7 Plusの全モデルが14,800円(税別)に設定されています。

iPhone 7/7 Plusの購入から30日以内に「AppleCare+」に入ると、最大2回まで画面の損傷を3,400円で修理できます