若い女性に多い性感染症と主な症状は?

若い女性の間で増えているといわれている性感染症(STD)。女性の場合、放置すると不妊症や母子感染のリスクもあるので、くれぐれも早期に発見・治療をしてほしいものです。

しかし性感染症の中には、感染してもすぐに症状が出ないものや、出ても軽度であったり、一時的に症状が出た後すぐに症状が消えてしまったりするものも多く、感染に気づきにくい傾向があります。そこで今回は、早期発見に役立つチェックリストと、主な性感染症の特徴や対策を紹介します。

こんな症状に注意!

次に挙げるのは、性感染症の代表的な症状です。

性感染症の症状チェックリスト

■おりものに異常がある(量が増える、においや色が変化するなど)

■外陰部にかゆみがある

■外陰部に赤みやただれ、できもの、しこりがある

■脚の付け根に腫れやしこりがある

■排尿時に痛みを感じる

■下腹部痛がある

■月経痛が強くなった

■風邪ではないのに熱やのどの痛み、体がだるいなどの症状がある

■唇や口の中、のどに、できものや違和感がある

■不正出血がある

性感染症は、風邪などと違って自然治癒することはまずありません。症状が短期間でおさまったとしても、病気が治ったわけではないのです。上記の症状が、実際に出ている人はもちろん、以前に出たことがある人も、一度、婦人科や産婦人科などの医療機関を受診し、医師に症状を伝えて必要な検査を受けましょう。