【レポート】

Redstone 2で加わるWindows 10新機能を予想する - 阿久津良和のWindows Weekly Report

2016年8月の定期更新プログラムで、Windows 10 バージョン1607のOSビルドは14393.51へ、Windows 10 Insider PreviewのOSビルドは14393.67となった。Microsoftは次期大型アップデートとして、「Redstone 2」と「Redstone 3」を2017年にリリースすることを明言している。

Windows 10 バージョン1607に対する初の更新プログラム。厳密にはOSビルド14393.10への更新プログラムも存在した

Windows 10 Insider PreviewのOSビルドはさらに進んでいる。Windows 10 Mobileにおけるバッテリ消費などを改善した

Windows Insider Engineering Teamは8月9日、「フィードバックHub」に「Prepare for new Development Branch builds」と題した記事を投稿した。ここで、「Windows 10 November Updateリリース後と同じように開発ブランチのビルド準備を終えた。Windows 10 Insider Previewはまもなく、Windows 10 Mobile Insider Previewは数週間後にリリースする」と説明している。

この記事においては、「開発ブランチに目立った変更や新機能は現れない。まずはWindowsデバイスの共有コアに当たるOneCoreの構造的な改善に注力するが、インサイダーに少々の痛みを伴う可能性がある」という部分も気になる。各プラットフォーム共通のカーネルとなるOneCoreに手を加えるということは、多くのプロセスに影響を及ぼす。「不快な場合はファーストリングからスローリングもしくはリリースプレビューリングを選んで、安定したビルドに移動してほしい」とリング設定の確認をうながしている。

Windows Insider Programに参加している環境では「設定」の <更新とセキュリティ> → <Windows Insider Program> でリング(レベル)を選択できる

さて、Redstone 2で加わる新機能は、現時点では明確にされていない。Microsoftは「新たな機能は出てこない」としているが、Microsoft Storage IHVパートナーマネージャーのCarmen Crincoli氏は、Twitterで「チームは新機能に取り組み、Canary(カナリア)リングは既に驚きを提供している」と新機能の実装を匂わせている

その新機能だが、WinBeta.orgはOneDriveのプレースホルダー(スマートファイル)が復活する可能性があると報じているが、既に廃止されている同機能を、異なるデバイスで動作することを目的とするWindows 10で改めて復活させる見込みは少ない。

そこで注目したいのが、UWP(ユニバーサルWindowsプラットフォーム)アプリケーションの「OneDrive」だ。UWPがどの程度までローカルキャッシュをため込めるかなどはわからないものの、UWP版であれば、エクスプローラーに大きな影響を及ぼすことなく、プレースホルダー的な利用方法が可能になる。

Windows 10上で動作するUWPアプリケーションの「OneDrive」。ローカルキャッシュの概念がないため、利便性はさほど高くない

あまり知られていないが、セキュリティ設定を変更することでWindows Helloにも対応する

Redstone 2ではUWP版エクスプローラーが投入されるのでは、という噂も以前から聞こえていた。最終的にデスクトップアプリを廃止する方向へと進むWindows 10だけに、UWP版エクスプローラーとUWP版OneDriveの融合でプレースホルダー機能が復活する可能性も皆無ではないだろう。現在の同期クライアントであるOneDriveは不安定な面が多いため、UWP版OneDriveに期待したい。

阿久津良和(Cactus)

関連キーワード

人気記事

一覧

新着記事