東京ビッグサイトで12日、同人誌即売会「コミックマーケット90」(C90)が開幕した。開催期間は2016年8月12日から3日間。ワコムは、ペイントソフト「CLIP STUDIO PAINT」などを手がけるセルシスと共同出展し、最新のIntuosシリーズやCintiq Companion 2などを体験できる展示スペースを設けている。場所は東3ホール([ウ])。

東京ビッグサイトで開催しているコミックマーケット90。今年の初日は例年より風が吹き抜け涼しい印象。とはいえ気温は30度(15時時点、東京都江東区)と高く、熱中症への注意を心がけたい

東3ホールに出展しているセルシス×ワコムブース。1日目は東ホールのブース内容もあってか、若い女性参加者が試しているケースが多かった

東3ホールのセルシス×ワコムブースでは、液晶ペンタブレット「Cintiq」の27型×2台に加え、22型Cintiq、13型Cintiq、‎Cintiq Companion 2を1台ずつ展示。いずれも参加者が体験できるようになっており、列ができるほど人が絶えず集まっていた。ブース内のスタッフは、製品の使い方や各製品の機能差、特徴などを紹介し、体験しているユーザーは思い思いにイラストなどを描いて機能を試していた。

特に注目されていた製品は27型のCintiq。12日は東ホールに出展している若い女性による参加が多いという(12日の東ホールはアニメやジャンプFCなど、女性向けの個人ブースが多い)。ブース担当者によると「ここで初めてペンタブレット製品を体験する人もいるし、ブース参加者から『アナログからデジタルに移行したい』」という相談もある」とのこと。

C90では会場特別価格での製品販売、セルシス製品とのセット販売などを行っている。特に割引率の高い"日替わり割"製品は最大51%オフで販売しており、ブース担当者によると「売れ行きは好調」。在庫は潤沢に用意しているというが、「かなり売れていっているので、希望者は速めに購入したほうが良い」と話していた。

Cintiqの描き心地を試す参加者たち(左が27型、右が22型)

22型のCintiq。22型でも大きく感じられる

ワコムのペンタブレット「Intuos」も、マウスコンピューターの「G-Tune」PCと併せて展示されていた

サークル向けに配布されるチラシを持参すると、液晶タブレット「Cintiq13HD」やペンタブレット「Intuos Pro Medium」、コミック制作ソフトウェア「Comic Studio Pro」などが当たる福引を実施

セルシスブースは西3ホール(4F)にもブースを出展

「CLIP STUDIO PAINT」や制作に役立つハウツー本、関連機器などが特価で販売されている

日替わり割。13日は「CLIP STUDIO PAINT EX」とペンタブレット使用時に使える左手用デバイスTab-Mate Controllerセットが22,000円、「CLIP STUDIO PAINT PRO」とペンタブ「Intuos Draw Small」セットが12,000円(いずれも税込)で販売する

購入者には、DSP版Windows 10の自作PC応援キャラクター「窓辺とおこ」のオリジナルクリアファイルがプレゼントされる。イラストはまやち氏描きおろし

「Cintiq13HD」も会場価格で税込93,000円からの販売。安めの特価となっている