Windows 10 Mobile端末「MADOSMA」シリーズを送り出しているマウスコンピューターから、6型フルHD液晶搭載の最新モデル「MADOSMA Q601」が登場。7月28日より販売開始し、直販価格は税込(以下同)49,800円。5型の「MADOSMA Q501A」と比べて画面サイズだけでなくスペックも強化され、魅力が向上している。本稿では、Q601の使用感や旧モデルからの進化点などを紹介していきたい。なお、今回の評価機は発売前の試作機であり、製品版とは一部仕様が異なる可能性がある。

マウスコンピューターの最新Windows 10 Mobile端末「MADOSMA Q601」

MADOSMA Q601の主な仕様
SoC Snapdragon 617(1.5GHz、オクタコア)
OS Windows 10 Mobile
内蔵メモリ 3GB
ストレージ 32GB
外部ストレージ microSDXC(最大128GB)
サイズ W82.3×H160×D7.9mm(突起物含まず)
重量 176.5g
ディスプレイ 6型フルHD(1,080×1,920ドット)
メインカメラ 1,300万画素
サブカメラ 500万画素
バッテリ容量 3,900mAh
LTE B1/B2/B3/B4/B7/B8/B19/B28/B38/B40/B41
Wi-Fi IEEE802.11a/b/g/n/ac
Bluetooth 4.0
SIM micro SIM+nano SIM(nano SIMはmicroSDと排他利用)

アルミ製フレーム採用で質感が向上

「MADOSMA Q601」は、MADOSMAシリーズの上位モデルとして投入された新モデルだ。従来モデルの「MADOSMA Q501A」は、直販価格が26,800円と安価な反面、樹脂製ボディを採用することもあって、やや安っぽさを感じる端末となっていた。それに対しMADOSMA Q601は、側面にCNC加工で精密に削り出されたアルミフレームの採用や、液晶面のガラスにランドエッジ加工が施されたことで、見た目の印象は大きく向上。シルバー塗装の背面は樹脂製だが、従来モデルの安っぽさは払拭され、正面からは高級感も感じられるようになっている。

側面に精密に加工されたアルミフレームを採用し、従来モデルから品質が大きく向上している

背面はシルバー塗装を施した樹脂素材を採用。こちらも質感が向上し、安っぽさは感じにくくなった。背面パネルは脱着不可能

本体サイズは、W82.3×H160×D7.9mm(突起物含まず)と、6型と大型の液晶を搭載することもあって、かなり大柄だ。5型液晶搭載のMADOSMA Q501Aと比べても、ひとまわり以上大きくなっており、実際に持ってみるとやや手に余る印象を受ける。画面の端まで指が届かず、片手での操作ではかなり厳しいと感じる。ただ、本体背面の側面付近が曲線加工で、液晶面ガラスのラウンドエッジ加工と合わせて、手へのフィット感は上々。これだけのサイズではあるが、ごつごつと印象を感じることなく持てる。また、サイズが大きいと言っても、液晶左右側面が極端な狭額縁仕様となっているため、6型液晶搭載スマートフォンとしては十分コンパクトにまとまっていると言っていいだろう。

液晶画面はベゼル部がホワイト。サイズは、W82.3×H160×D7.9mm(突起物含まず)とやや大柄だ

下部側面。厚さは7.9mmと十分な薄さだ

左側面

上部側面

右側面

重量は公称176.5g、実測では177gだった。公称よりわずかに重かったが、今回の試用機は発売前の試作機のため、製品版とは異なっている可能性も考えられるので、参考値として見てもらいたい。この重量は、5.5型液晶搭載の「iPhone 6s Plus」より約15gも軽い。6型液晶搭載で大柄のボディということもあってか、実際に手に持ってみると数字以上に軽く感じ、重いという印象は全くなかった。

MADOSMA Q501A(左)との比較。サイズはひとまわり以上大きくなった

重量は実測で177g。本体サイズの大きさもあって、手にすると数字以上に軽く感じる

なお、本体背面カバーは着脱不可能で、内蔵バッテリの交換には対応していない。MADOSMA Q501Aではカバーが開けられバッテリの交換も可能だったため、この点は少々残念ではあるが、バッテリ容量も3,900mAhと十分な容量があるため、大きな問題はないだろう。

MADOSMA Q601のパッケージ。見た目は従来モデルのMADOSMA Q501Aのとほぼ同じだ

パッケージ内部。ACアダプタ、USB Type-Cケーブル、micro SIM変換アダプタ、SIMトレイ着脱用ピンなどが付属する