夏といえば、かき氷やアイスクリームといった甘くて冷たいものが人気だが、その逆もまたしかり。体から汗が噴きだすグルメも夏に人気のグルメだ。JR東京駅では8月1日~31日、各店で辛いグルメを提供する「東京ウマ辛飯リレー」を駅構内のレストランゾーン「グランルーフ」「グランルーフフロント」(東京都千代田区)にて実施する。今回はその全64メニューから、筆者が特に辛いと思ったものを抜粋して紹介しよう。

見た目はかわいいが、辛さがじわじわくるパスタ

まずは、イタリアンバル「ACORN」の「激ウマ辛! 冷やし坦々パスタ」(税込1,080円)。坦々麺をイメージした味付けだが、トマトをトッピングしてイタリアン要素も兼ね備えている。細麺なのでさらっと食べられるかと思いきや、飲み込むとじわじわとした辛さが襲ってきた。

辛さの特徴)のどがじわじわと痛くなってくる

「ACORN」の「激ウマ辛! 冷やし坦々パスタ」(税込1,080円)

ふんわりと香る花椒がクセになる麻婆豆腐丼

続いて紹介する「中国老舗 天津飯店」の「鉄鍋激辛 麻婆豆腐丼」(税込1,300円)は、花椒が香る辛さ。のどがじわっと熱くなるが、ご飯と一緒に食べるので少しマイルドな気がする。

辛さの特徴)ご飯があるからまだ耐えられる

「中国老舗 天津飯店」の「鉄鍋激辛 麻婆豆腐丼」(税込1,300円)

名古屋の激辛グルメ台湾ラーメン

名古屋メシにひとつである「台湾ラーメン」(税込980円)も登場。「神座飲茶楼」で販売される同商品は、2種類のラー油を使用したコクのある一杯だ。スープは辛みそベースにしており、むせこむほど辛かったが、ひき肉の甘味で少しまろやかになった。

辛さの特徴)ひき肉のおかげで少し甘く感じる

「神座飲茶楼」の「台湾ラーメン」(税込980円)

ゆず胡椒が香る、ほんのりピリ辛おつまみ

激辛ばかりでは体がもたないので、口の中がさっぱりとするピリ辛グルメも紹介しよう。「日本酒スローフード 方舟」の「栃尾揚げの神楽南蛮味噌 ゆずこしょうおろしのせ」(税別780円)と「天ぷら 天喜代」の「殻揚げ蛤 ゆず胡椒」(税込950円)は、どちらもゆず胡椒で少しピリッとする味付けになっている。確かに辛いのだが、ゆずの風味で後味はさっぱり。酒のつまみに良さそうだ。

辛さの特徴)少しピリッとするがさっぱり

「日本酒スローフード 方舟」の「栃尾揚げの神楽南蛮味噌 ゆずこしょうおろしのせ」(税別780円)

「天ぷら 天喜代」の「殻揚げ蛤 ゆず胡椒」(税込950円)

悶絶! 辛さで舌を破壊する麻婆豆腐

そして、筆者が1番辛いと思ったのは、「餃子舗 珉珉」の「激辛!! 5倍!! 塩麻婆豆腐」(税込930円)だ。このメニューは少しなめただけで舌がしびれて、感覚がまひしてしまう。食べ終わった後も口の中が熱く、しばらく何を食べても全部同じ刺激にしか感じられなくなってしまった。

辛さの特徴)ひと口ふた口で悶絶。ダメージは後に残る

「餃子舗 珉珉」の「激辛!! 5倍!! 塩麻婆豆腐」(税込930円)

同フェアでは全64店舗が参加。辛すぎるのは苦手という人でも、「チョイ辛」「ウマ辛」「ゲキ辛」の3カテゴリを用意されているので、自分の好みにあった辛さがきっと見つかるはずだ。