風水の視点で住まい選びをしようと思うと、土地や部屋の方位などに注意が向きがちですが、風水では道路も気の通り道として重要視します。家の周囲の道路の形状がどのようになっているかも、運気を上げる大切なポイント。今回は、住まい選びの際に周囲の道路をどう見ればいいか紹介します。

T字路の突き当たりではないか

T字路の突き当たり(左右に道が分かれる部分の中央)に家がある状態は避けてください。この状態は「路沖殺(ろちゅうさつ)」とも呼ばれ、まっすぐな道路から強い殺気を受けてしまいます。台風のように、常に強力な向かい風が家に吹きつけているようなイメージです。

T字路の突き当たりは「路沖殺(ろちゅうさつ)」という凶相

風水では、いい気は"龍脈"とも呼ばれ、住まいには曲がりくねりながら入っていくものとされています。一方で、ストレートな気は刃物で切り裂くような性質を持つため、「路沖殺」の住まいは障害が多く大凶とされます。特に金運に大きな影響を与えますので、リストラや倒産、破産などの憂き目にあいやすくなります。

どうしてもT字路の突き当りとなってしまう場合は、道路の真正面に窓やドアなどの開放口を置くのは避けましょう。特に直進してくる車のライトが家の中まで入ってくるような状態は、さらに脅威が強まります。家の中でも、些細なことから発生するケンカが多くなります。開放口は別のところへ設けましょう。

カーブの外側に建っていないか

カーブの外側も、「路弓殺」(ろきゅうさつ)という凶相となります

道路のカーブに対して外側に家が建っているか、内側に家が建っているかで大きく運勢が変わってしまいます。なお、風水では高速道路や電車の線路なども"道路"として見るので注意してください。

カーブの外側に立っている家は、「路弓殺」(ろきゅうさつ)と呼ばれます。道路を走る車は遠心力により外側に振られますので、物理的にも家への衝突事故のリスクがあります。同じように、周囲を流れる気も外側に拡散してしまいますので、いい気を取りこむことができません。家の中にいても不安で落ち着かない凶相となります。

「路弓殺」の住まいでは、不安やイライラが募り、病気になりがちとされています。愛情面でも一方的に尽くしすぎするなど、消耗が激しくバランスが崩れてしまいます。

反対に、カーブの内側に家が立っている場合は、いい気を溜めこむことができるため吉相となります。幸運が舞い込みやすく、自然と笑顔が増えます。和やかな気に包まれ特に愛情運がアップうるほか、素敵な出会いに恵まれ、その相手とは良好な関係が長続きします。お互いに刺激を与え合い、個性や長所を引き出してくれる理想的な存在となるでしょう。

道路と家が平行に建っているか

家と平行に道路が通っているようでしたら、余計なマイナスの気を受けることがないため、運気が安定しやすくなります。できるだけ、道路と平行に建っている住まいを選ぶようにしましょう。

道路と平行に建っている住まいがベター

わたしたちは知らず知らずのうちに気の影響を大きく受けています。たくさんの時間を過ごす家は、エネルギーの充電場所としても大切。道路から家に向かってくる気の流れにも注目して、すまい選びをしましょう。

※画像はイメージ

著者プロフィール: 月香(つきか)

ハート占い1to1ハートスクール1to1主宰。
幼い頃よりさまざま体験を通じて、目には見えない何か不思議な力が存在していることに気づく。
スピリチュアルカウンセラーとして、風水や四柱推命、霊視をしながら、たくさんの方々を鑑定。人は誰でも最良の選択をすることで、幸せを引きよせることができると実感する。
スクールでは、占い師、セラピスト、スピリチュアルカウンセラー、ヒーラーを養成。
モータースポーツにも従事。レーシングチーム、Team Sky Lightに所属。