説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、『「Pokemon GO」でバッテリーが減りまくりです!?』という質問に答えます。

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「Pokemon GO」というアプリは、電力消費が増えざるをえない構造となっています。3Dグラフィックスを多用するうえ、ポケモンの出現情報や地図データの取得にデータ通信機能を使い、ポケモンをGETするときには内蔵センサーを活用します。スマートフォンが持つ機能をフルに活用しているので、起動する時間が長ければ長いほど、遊べば遊ぶほどバッテリーを消費することは避けれません。

いざというとき通話やデータ通信といった機能を使えるようにするためには、モバイルバッテリーを用意することが最善の策ではないでしょうか。なくなったら充電すればいい、それくらい軽い気持ちのほうが「Pokemon GO」の世界観に浸れるはずです。

とはいえ、外出先ではできるだけ充電したくない、充電の備えはあるものの節電を心がけたいという場合には、節電に頼るしかありません。大きく2つのバッテリー節約術があるため、両者を併用してバッテリーのもちを改善しましょう。

ひとつは、「Pokemon GO」に含まれる省電力モードです。設定画面にある「バッテリーセーバー」を有効(チェックが付いた状態)にすると、iPhoneが逆さの状態(ホームボタンが上)のとき描画を中断し画面を消灯するようになります。通常通りの持ち方(ホームボタンが下)へ戻せばすぐに画面が点灯し、ポケモンの出現も振動で知らせてくれるので安心です。

もうひとつは、iPhone本来の省エネルギー機能の活用です。ディスプレイの明るさを不便にならない程度に下げ、「低電力モード」にした状態でプレイすれば、バッテリーの減るペースは多少低下することでしょう。前述したバッテリーセーバーには不具合があり、表示が元に戻らない/そのままフリーズしてしまうなどの報告も多数あることから、こちらの省エネ機能だけで乗り切るほうがゲームを楽しめるかもしれません。

バッテリーセーバーだけでなく、ディスプレイの明るさを抑えて低電力モードにするというiPhone本来の省エネ機能も有効です