日本を代表するスマートフォンといえばやはりソニーモバイルコミュニケーションズのXperiaシリーズだろう。先日、最新モデル「Xperia X Performance」が発売された。前機種のZ5シリーズが好評だっただけに、この機種に対してもユーザーの期待値は高いと思われる。今回はNTTドコモの「Xperia X Performance SO-04H」をお借りして試用する機会を得たので、使用感をレビューしていきたい。

ライムゴールドの「Xperia X Performance SO-04H」

重厚感あふれるメタルボディ

「Xperia X Performance」のボディの特徴は、何といっても重厚で高級感があるメタル製。箱に同封されていた説明書には「アルミニウム合金」と記載されていた。また、ホワイト、グラファイトブラックモデルにはヘアライン加工が、ライムゴールド、ローズゴールドモデルにはサンドブラスト加工が施されている。今回試用したのはライムゴールドだったが、手になじみながらもサラッとした感触で夏場でも快適に使えそうな印象だった。

本体サイズと重量は、高さ約144mm×幅約71mm×厚さ約 8.6mm/重さ約165g。5インチディスプレイのスマートフォンにしては、ちょっと厚みと重量があるかな、という感じ。重さに関しては、ユーザーの間で「メタルらしい重厚感」か「重くて違和感を覚える」の2者に評価が分かれそうだ。

背面。サンドブラストの落ち着いた光沢が渋い

左側面。SIMとmicroSDの一体型スロットを搭載

右側面。左からシャッターボタン、ボリュームボタン、電源ボタン

天面。イヤホンジャックとセカンドマイク

底面。Micro USBコネクタと通話用のマイク

CPUには、QualcommのMSM8996(2.2GHz+1.6GHz、クアッドコア)を搭載。高いパフォーマンスと低電力で評価が高いのがポイントだ。また、RAMは3GBでROMは32GB。パフォーマンスを「Antutu Benchmark」使って測ってみたが、スコアは113,875。「iPhone 6s」や「Galaxy S7 edge」がともに13万を超えていることを考えるとちょっと残念な数字だが、それでも動作は軽快でサクサクした操作感でストレスなく扱える。なお、搭載OSはAndroid 6.0。

また、ディスプレイについてはフルHD(1,080×1,920ドット)で、微妙なニュアンスの色も表現できるソニーならではのトリルミナスディスプレイ。画面が見やすいのはもちろんのこと、画像・動画も色味や質感が細かく描かれていて美しい。

「Antutu Benchmark」で測定

画質は、設定アプリで高画質モードを選ぶことができる