7月7日、富士フイルムは「X」シリーズ新製品発表会を開催。発表されたのは、レンズ交換式のミラーレスデジタルカメラ「FUJIFILM X-T1」の後継モデル「FUJIFILM X-T2」と、パワーグリップや外部フラッシュなどの関連アクセサリー。同時に、Xレンズのロードマップに、23mm F2、50mm F2、80mm F2.8マクロが加わることも明らかに。会場には、X-T2実機のタッチ&トライコーナーも設けられた。

防塵防滴のプレミアムミラーレス「FUJIFILM X-T2」

ひと足先に高速・高精度AFと高画質を体験!

X-T2の外観は、ほぼX-T1のそれを継承している。が、2,430万画素にアップしたセンサーをはじめ、レスポンスの向上やAFアルゴリズムの改善が行われ、中身はまったくの別物に。

他にも軍艦部ダイヤルの改善、X-Pro2同様のフォーカスレバーを搭載、電子ビューファインダーのブラックアウトタイムが大幅に短縮されるなど、基本的な使い勝手も大きく向上している。スペック概要などは別記事『富士フイルム、X-T1から2年強を経た正統進化の防塵防滴ミラーレス「X-T2」』をご参照いただきたい。

富士フイルムの飯田氏いわく「X-T2は、Xシリーズのマイルストーンとなるカメラ」

X-T2の発売日と市場推定価格

X-T2の発売は平成28年9月を予定、販売形態はボディ単体と、「XF18-55mmF2.8-4R LM OIS」が付属するレンズキットが用意される。価格はオープンだが、推定市場価格(税別)はボディ単体が170,000円前後、レンズキットが210,000円前後の見込み。縦位置パワーブースターグリップ「VPB-XT2」の価格は49,000円(税別)。

チルト式液晶モニター3形態。まずは、下からアオリで撮る場合

頭上に掲げて俯瞰撮影する場合

そして縦位置。これが新しい!

SDカードベイはダブルスロット。双方ともUHS-IおよびUHS-II(メーカー動作確認品)に対応

パワーブースターグリップ「VPB-XT2」を装着すると、望遠ズーム装着時のバランスも向上する

実はアイカップの遮光性も向上。細かな部分までブラッシュアップが図られている

X-T2のファインダー構造

X-T2を使用した4K動画撮影システム

9月に発売される新しい外部フラッシュ「クリップオンフラッシュEF-X500」

2,430万画素、ローパスフィルターレスの独自開発センサー「X-TRANCE CMOS III」

高速画像処理エンジン「X-Prosessor Pro」

X-T2のシャッターユニット

縦位置パワーブースターグリップ「VPB-XT2」を装着するとグリップが厚くなる

分解状態のX-T2を横から見たところ

タッチ&トライのステージ。AF-Cの追従性能と肌色再現性の高さを同時に体験!

ギャラリーも併設。著名カメラマンがX-T2で撮影した作品を大判プリントで鑑賞できた