デロンギ・ジャパンとブラウンハウスホールドは6月29日、都内にてメディア向けの新製品内覧会を開催した。今回お披露目されたのは、エスプレッソマシンやオーブンといった調理家電の新モデル。会場では新製品の試飲などができたほか、現行の調理器具を使用した有名シェフによる調理実演も行われた。

ボタン一つで豆からエスプレッソを抽出

デロンギはさまざまな家庭用調理器具を発売しているが、味にこだわる本格カフェでも採用されるエスプレッソマシンメーカーでもある。会場には、2016年冬に発売予定の家庭用全自動エスプレッソマシンの新モデル「デロンギ エレッタ カプチーノトップ コンパクト 全自動エスプレッソマシン ECAM45760B」が展示されていた。価格は未定だが、デロンギの全自動エスプレッソマシンの中級モデル「ECAM」シリーズ内における最上位機種という位置づけとなる。

同じECAMシリーズの従来機「マグニフィカS」との違いは、なんといってもデザイン。シャープでシンプルなシルバーのボディデザインを採用している。操作部には、デロンギの全自動エスプレッソマシン最上位機種である「プリマドンナXS」と同じタッチセンサーを備えているのも特徴だ。さらに、接続するだけでフワフワのミルクフォームが作れる「ラテクレマシステム」まで搭載する。

会場ではECAM45760Bが展示されていたほか、試飲もできた。筆者は「ラテクレマシステム」により、フワフワのフォームミルクで提供される「マキアート」を試飲。ちなみに、付属アタッチメントを変更すれば、手動でフォームミルクを作ることも可能だ。操作部はタッチセンサー式になっており、軽い力で操作可能

従来までは250gだった豆ホッパー容量が370gに、水タンク容量も1.8Lから2Lに拡大し、大人数へのサーブも可能になった。もちろん、自動内部洗浄機能も搭載しているので、エスプレッソ抽出後のメンテナンスも簡単だ。

本体上部には370gもの豆を入れられる。ホッパー中央には粉コーヒーが使える投入口も搭載

水タンク容量も2Lとたっぷりサイズ。本体横部の取り出しやすい位置にタンクがあるのも便利だ

このほか、特徴的な光沢感とデザインで人気の「ディスティンタ コレクション」からは、チタンコートフィルター搭載のドリップ式コーヒーメーカー「ディスティンタ ドリップコーヒーメーカー ICMI011J」も発表された。こちらはメーカー希望小売価格が24,000円で、2016年秋の発売予定だ。

丸みのあるフォルムと光沢のあるカラーが特徴のディスティンタ コレクション。同コレクションからはメッシュフィルター式のドリップコーヒーマシンが登場。カラーは4色用意されていた