松屋の「トマトカレー」といえば、2009年から2015年まで毎年夏に販売されてきた人気メニューだ。2016年に発売されることはなく、ショックを受けている人も多いのではないだろうか。そんなファンを救うため、エースコックは6月27日、「松屋監修 夏野菜入りトマトカレー味ラーメン」(税別220円)を発売した。「いや、トマトカレーは食べたいけど、別にラーメンじゃなくてもいいんじゃない!?」と思っている人もいると思うので、実際に食べてその味を確かめてみた。

「松屋監修 夏野菜入りトマトカレー味ラーメン」(税別220円)

松屋の「トマトカレー」は、ニンニクとトマトがきいた松屋オリジナルカレー。トマトの酸味が前面に出た、一風変わった味わいだ。それがカップ麺になると、どうなるのだろうか。

中には、ナスやインゲン、タマネギなどが具材として入っている

ふたを開けると、中にはナスやインゲン、タマネギが具材として入っていた。湯を注いで待つ事3分。その後に濃縮したトマトのうま味が詰まった「液体スープ」を混ぜて完成だ。スープからは、かなりニンニクの香りが漂っている。

湯を注ぎ、待つ事3分。仕上げに液体スープを加えて混ぜる

トマトとニンニクの香りが漂ってくる

早速スープを飲んでみると、思った以上に後味としてニンニクの風味が口に広がる。トマトは酸味よりも甘味を感じた。スパイスがきいていたが、カレーというよりも、ピリ辛なトマトスープをイメージすると分かりやすいかもしれない。

スープには、ニンニクのうま味とトマトの甘味が溶け込んでいた

具材には、ナスやインゲンなどの夏野菜を採用

残ったスープは、ご飯とチーズでリゾット風に!!

トマトのうま味を堪能できる同商品。麺を食べ終わってから、「このスープはご飯とも相性がいいのではないか?」と思ったので、試しにご飯を合わせてみた。

残ったスープはご飯と相性が良さそうだ

残ったスープを鍋に入れ、周りがふつふつと小さな泡が立つほどに温める。そこにひとつかみのご飯を投入して、煮込むこと2~3分。最後にチーズをお好みの量を加え、塩コショウで味を調えれば"即席チーズトマトリゾット"の出来上がりだ。

鍋にスープを投入し、周りがふつふつというまで温める

そこにご飯を入れて、ひと煮立ち。最後にチーズをお好みの量投入する

ひと口食べてみると、甘味のあるトマトとチーズの相性は抜群で、思わず笑みがこぼれる。先ほどカップ麺だったものが、ひと手間加えただけで"オシャレカフェ飯"に進化するとは。

オシャレカフェ飯みたいになった

松屋の「トマトカレー」の香りや、味わいをしっかりと再現していた今回の商品。実際に比べると少し酸味が足りなかった気がするが、ラーメンのスープとしてはバランスの取れた味に仕上がっていた。松屋の「トマトカレー」ファンは、一度試してはいかがだろうか。