1月9日より上映中の劇場アニメ作品『KING OF PRISM by PrettyRhythm』(通称:キンプリ)より、「ありがとうバルト9! 6カ月突破記念☆応援上映~ありがとうの代わりに好きって言わせて~」が24日、新宿バルト9にて開催された。登壇者は一条シン役・寺島淳太、香賀美タイガ役・畠中祐、十王院カケル役・八代拓、鷹梁ミナト役・五十嵐雅、西園寺レオ役・永塚拓馬、菱田正和監督。

左から永塚拓馬、八代拓、寺島淳太、畠中祐、五十嵐雅、菱田正和監督

本イベントは、『キンプリ』の聖地にもなっている劇場・バルト9での上映が6カ月を突破したことを記念して開催されたもの。全国14館でスタートした本作は、上映2週目には9館まで減少したものの、応援上映のスタートを皮切りに全国で口コミが広がり、のべ100館以上、18日よりスタートした4DX版も含めると130館以上で上映されている。上映当初より継続上映されている劇場は、新宿バルト9をはじめ、千葉のシネプレックス幕張、大阪の梅田ブルク、福岡のT・ジョイ博多の4館のみとなっている。

登壇時、一番大きな歓声が上がったのはキャスト陣ではなく、菱田正和監督。今回でバルト9での舞台あいさつ登場22回めを迎えた監督は、周りのプリズムスタァたちにも負けない輝きを放っていた。

また、寺島は18日に大阪・シネプレックス枚方で行われた「4DX版初日舞台あいさつ」での様子を語り、「プリズムの煌めきは全国共通なんだ」と感じたという。八代、五十嵐、永塚は3月21日に行われたサントラ購入イベント以来の登場となる。

畠中はタイガ役としてプリズムエリートたち(ファンのこと)の前に姿を表すのは、1月9日の初日舞台あいさつ以来。しみじみと「同じようにここに立って……」と語りだす。客席から「行ったよー!」という声が飛ぶと、畠中は一瞬で笑顔になり「ほんとに!? ありがとー、超テンション上がるね!!」とご機嫌な様子。さらに、『キンプリ』は畠中の私生活にも影響を与えているという話になり、「大学でクラスの女子から、『あんたのことはきらいだけど、タイガは超ファンだから。ほんと好きだからタイガに言っといて』と言われました」と複雑な面持ちで語っていた。タイガは上映初日より行われていた「プリズムスタァ選抜総選挙」で一位を獲得したキャラクターだけに、その人気の高さが伺えるエピソードだった。畠中は「タイガも喜んでいます、そしてカヅキ先輩とプリズムショウをやりたいと思っています。これからもタイガを犬のように愛でてください」と笑顔でコメントした。

8月31日に発売する、エーデルローズ新入生たちのソロ曲を収録したアルバム『KING OF PRISM Music Ready Sparking!』の話では、永塚はまだレコーディングははじまっていないと前置きし、「すごいキュンキュンする曲です!」と期待を煽った。さらに菱田監督から、「みんなに言いたいことがありま~す」と作中でのシンを模したセリフが飛び出し、『キンプリ』の観客動員数が40万人を突破したことを報告した。

ここでキャスト陣が代わる代わるコメントをしていく。
寺島「新宿バルト9のスタッフのみなさん」
畠中「全国の劇場スタッフのみなさん」
八代「全国のプリズムエリートのみなさん」
五十嵐「たくさんの応援、本当にありがとうございます」
永塚「ありがとうの代わりに好きって言わせてください。せーのっ!」
キャスト陣全員の「キンプリ!!」の合図に合わせ、プリズムエリートたちの「大好きー!!」の歓声とともに、舞台袖に用意されたバズーカ砲から、ゴールドとシルバーの紙テープが発射された。今回のイベントのタイトルにもなっている、『キンプリ』エンディングテーマ「ドラマチックLOVE」のワンフレーズ、「ありがとうの代わりに好きって言わせて」を体現するかのように、キャスト、監督、プリズムエリートたちは次々と「大好き」と発し、その言葉はしばらく鳴り止まなかった。

最後に寺島は、「1月から約半年、いろいろな場所で『キンプリ』の舞台あいさつをさせていただいています。みなさんや、応援上映あっての『キンプリ』だと思っています。続編があるかはまだわかりませんが、絶対あると信じ続けてここまでやってきました。これからも信じ続けます!」と半年分の想いを、熱くぶつけていた。続く八代も「今日こうして、応援のうちわやペンライト、各キャラクターのコスプレを観ると、『キンプリ』はこうして愛されてきたんだなと改めて実感できました」と、なかなかプリズムエリートたちの前に登場することがないキャストならではの感想を残した。

菱田監督も、「上映から半年経って、バルト9での舞台あいさつは22回め。次の回で23回めです。おそらく、ここまでバルト9に立った監督はいないんじゃないかと自負しております。バルト9での上映はまだ最後じゃない。まだまだやるぞー!!」と高く拳を振り上げ、会場中が笑顔に包まれたまま本イベントは終了した。

バズーカ砲から発射された紙テープにはメッセージと各キャラクターのサインが

『KING OF PRISM by PrettyRhythm』は、2016年1月9日に公開がスタートした劇場アニメ作品。2013年から2014年にかけて放送していたTVアニメ『プリティーリズム・レインボーライブ』に登場する男子プリズムスタァ、神浜コウジ、速水ヒロ、仁科カヅキの3人組ユニット「Over The Rainbow(オーバー・ザ・レインボー)」を主人公としたスピンオフ作品で、プリズムスタァを目指す個性豊かな後輩キャラクターたちが、女の子をもっともときめかせるプリズムキングを目指してさまざまな試練や困難に立ち向かっていくストーリーとなっている。劇中では、プリズムショーと呼ばれるアイススケートをモチーフとしたパフォーマンスも披露されている。

『KING OF PRISM by PrettyRhythm』キービジュアル

(C)T-ARTS / syn Sophia / キングオブプリズム製作委員会