【レポート】

OKI、北海道で流通業向けソリューションフェア開催 - 複数の参考出展

沖電気工業(OKI)は6月16日、同社の流通業向けソリューションを紹介する特別展示会「OKI ソリューションフェア in 北海道 2016」をTKP札幌ビジネスセンター(札幌市)で開催した。

このフェアは、同社が保有する製品や技術の中から、流通業向けソリューションを中心にデモンストレーションを交えて紹介するもの。流通業界にフォーカスしたソリューションフェアは同社としては初めてだという。

会場は、リテールゾーン、オフィスゾーン、インバウンドソーンに分かれて製品が展示されていた。

リテールゾーン

リテールゾーンでは、「レジ混雑予測ソリューション(レジ前状況把握ソリューション)」を参考出展。これは、レジ付近に設置されたカメラ映像から来店客数、性別、年齢を測定し、レジ混雑を予測するシステム。10分後に必要となるレジ数を店長やチェッカーリーダーに知らせ、事前にレジを開局することで、レジ前に並ぶ来店客を待たせない最適人員配置が可能になるという。

「レジ混雑予測ソリューション(レジ前状況把握ソリューション)

性別や年齢からは、入店からどれくらいの時間でレジに到達するかを過去の履歴から予測。担当者によれば、来店客数だけの予測にくらべ、性別や年齢を加味することで精度が大きく向上するという。同社では7月を目途に販売を開始するとしている。

カメラの映像をもとに性別や年齢を判断し(左)、混雑状況を予測する(右)

入出金機「USCOSⅡ-CV」

リテールゾーンでは、小規模小売店舗向けに省スペース入出金機「USCOSⅡ-CV」も展示。こちらは、中型入出金機と小型紙幣硬貨つり銭機を備えたもので、釣銭の出金・両替、売上金の入金などが行える。

この製品は警備会社と提携し、店舗側が売り上げを入金すると、その時点でお金が警備会社の管理下になるため、夜間金庫などを利用する必要がないという。

そのほか同ソーンでは、参考出展として「遠隔販売支援システム」を展示していた。こちらのシステムは、顧客と企業のサポート部門が互いのカメラ映像を見ながら会話が行えるもの。顧客側の画面を見ながらのサポートも行え、例えば、ソフトキーボードの操作が苦手な高齢者向けに、音声を聞き取りながらサポート側が情報を入力。入力結果を顧客が画面で確認するといった対応ができる。また、インバウンド向けに、母国言語によるサポートを遠隔で行うことにより、少ない人数での対応が可能になるという。

「遠隔販売支援システム」の例。左は顧客が使うキオスク端末、右がサポートが使うPC

人感センサー付(囲み)電話機

さらに、リテールゾーンでは、セキュリティ対策として「かんたん防犯カメラ」も展示していた。防犯カメラといえば、多機能な監視カメラも存在しているが、同社が提案するのは電話機を利用した導入が容易なソリューション。同社の多機能電話機の中には人感センサーを搭載したものがあり、セーフティモード中に人を感知すると、侵入者を大音量の警告音やランプの点滅で威嚇するとともに、担当者のスマートフォンなどに音声やメールで異常を知らせてくれる。またカメラと連動し、異常を検知したときに録画するという対応も可能だという。

「かんたん防犯カメラ」ソリューション

インバウンドゾーン

インバウンドゾーンでは、複合機を利用してパスポートを読み取り、免税手続きに必要な購入者記録表と購入者誓約書を出力するサービスのデモが行われていた。これにより手書きによるミスを防ぐほか、免税時間の短縮に役立つという。なお、こちらは商品化を検討している段階で、販売等は未定だ。

免税書類の自働作成

オフィスゾーン

オフィスゾーンではLED複合機・ビジネスプリンタ「COREFIDO(コアフィード)」のほかに、920MHz帯マルチホップ無線ユニットを展示。920MHz帯は、スマートメーターやセンサネットワーク用に割り当てられた周波数帯で、免許不要で使え、2.4GHz/430MHzと比べて、つながりやすく、長距離伝送が可能な点が特徴だという。

920MHz帯マルチホップ無線ユニット

同社の無線ユニットは最大16までマルチホップが可能な点が大きな特徴で、1基あたり1km程度までの伝送が可能なため、16ホップで理論上は16km程度まで伝送が可能になる。同社製品だけでなく、他社のSmartHop搭載製品とも接続可能だ。

同社では配線工事が大変な敷地の広い工場や病院でのセンサーデータの収集管理などでの利用を想定しているという。

店舗・病院向け温度管理ソリューション概略図



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