夏になり、床の上を裸足で歩くことが多い季節だが、気になるのが床のザラつき。特に床をはったり床の直接座って遊んだりする小さい子供がいる家庭では、こまめに掃除が必要になるところだろう。今日ではロボット掃除機で床の上のゴミを吸い取っている家庭は多いだろうが、床の雑巾掛けは別物。そこで活用したいのが、アイロボット社の「ブラーバ」(公式ストア価格: 税込4万2,120円)だ。

アイロボットの「ブラーバ380j」。公式ストア価格: 4万2,120円(税込)。忙しい現代人の救世主!

部屋中をくまなく拭いてくれるデキルやつ

アイロボット社と言えば、ロボット掃除機の元祖「ルンバ」でおなじみのメーカー。ブラーバはその姉妹品とも言うべき位置付けで、2014年7月に日本に上陸した。本体の下にクリーニング用のシートを取り付けて自走するロボットで、床の拭き掃除を自動で行ってくれる。

走行の仕組みは単にランダムに動くのではなく、使用時に併用する「NorthStarキューブ」という装置から赤外線を放つことで自らの位置を認識。これにより、部屋中をくまなく掃除してくれる実はハイテクな仕組みなのだ。そこで今回はこのブラーバを活用した時短術を紹介したい。

「NorthStarキューブ」。部屋の中心に設置し、赤外線を放ってブラーバと交信し位置情報を把握して適切に動く

ウェット用/ドライ用で使い分けが可能

ブラーバには2組のパッドとクロスが付属する。片方がウェット用でもうひとつがドライ用だ。つまり、パッドとクロスを付け替えることにより、濡れ拭きと乾拭きの両方に対応するのだ。

左から、ウェット用/ドライ用のパッドとクリーニングクロス

双方の違いは、ウェット用のパッドには中に水を入れるタンクがあること。ウェット用ではこれにより、給水栓から水を注ぐと掃除中クロスに水を補給し、常に適切な水分量を保つことができる。クロスはウェット用の方が目が粗いモップのような素材で、摩擦により床の表面の汚れを剥がし取りやすい。ドライ用は目の細かいクロスでホコリやゴミを吸着しやすい仕様だ。

ウェット用のパッドにはタンクがあり、穴から水を入れるようになっている

クロスの装着面の真ん中にある"導水キャップ"と呼ばれる部分に水が浸み出し、クロスを常にウェットな状態に保つ。右側にある小さな穴からも水が出る

ウェット用のクロスはモップのような素材でできている

ドライ用のクロスは目が細かく、繊維のすき間にホコリやゴミを効率よく吸着できる素材だ

操作法は至って簡単! ウェット用/ドライ用、どちらもクロスを装着したパッドを本体裏面に装着し、真ん中のスタートボタンを押し、"ウェットモード"または"ドライモード"を選ぶと雑巾掛けが始まる。さて、ブラーバはどんな"掃除テク"を発揮してくれるのか?

裏面にパッドを装着

ボタンは3つのみ。分かりやすいアイコン表示で迷わず操作できる