「Lチカ」させてみる

IchigoJamはワンチップマイコンを使っているので、汎用の入出力ピンが用意されているほか、基板上に押しボタンスイッチとLEDが付いている。これらの標準デバイスを活用すべく、これまた組込系ではお約束の「Lチカ」(LEDをチカチカ点滅させること)を作ってみた。

10 LED 1:WAIT 5
20 LED 0:WAIT 5
30 GOTO 10

LEDコマンドは、IchigoJamに付いているLEDを制御する専用命令だ。「1」で光り、「0」で消える。WAITコマンドは「(後ろの数字)/(60秒)」待つというコマンドだ。

BASIC言語なので、コマンドの冒頭が数字(通常は行番号)ならば、それはプログラムとして内部に記録される。プログラムは行番号順に実行され、先の3行を入力する順番は問わない。入力が終わったら「RUN」と入力してEnterキーを押し、プログラムを実行する。5/60秒、つまり約0.1秒の間隔でLEDが点灯と消灯を繰り返す。

このプログラムは、「10行を実行、20行を実行、30行で10行に戻る」ので、ずっと動作を繰り返す。プログラムの実行を止めたい場合はESCキーを押す。プログラムの修正はカーソルキーでカーソルを移動して、修正したのちEnterキーを押せばよい。WAITの数字を変えればチカチカ具合が変わる。

Lチカのプログラムと実行、中止した画面。数字から始まる行は即実行されず、RUN命令で順次実行。このプログラムは自動的に止まらないので、動作を確認したらESCキーで停止する