台湾BenQは、COMPUTEX TAIPEI 2016に合わせBenQ本社のプレスツアーを開催。ワールドワイドで販売されているプロジェクタやゲーミング用ディスプレイの最新モデルなどを展示・紹介した。ここでは、そのプロダクトの中から日本未発売のものも含め、面白い製品を紹介していく。

台湾BenQ。台湾・台北駅から電車で約40分ほど

道を隔ててすぐ隣に台湾NVIDIAがある

プラグアンドプレイで動く、無線プレゼンテーション用デバイス

WDC10。アンテナ付きの製品がInstaShow Host、PCにつながっている手前の製品がInstaShow Button

まず目を引いたのが、小型のプレゼンテーション用デバイス「INSTASHOW-WDC10」(日本未発売)。親機となるInstaShow Hostをプロジェクタなどの映像投影機器にHDMI接続し、子機となるInstaShow ButtonをPCなどのデータ転送元デバイスに接続すると、最大1080p/30fpsの映像をワイヤレスで投影できる製品だ。

InstaShow Buttonは最大16台まで同時接続可能。InstaShow Buttonが複数台接続されている環境では、InstaShow Buttonに搭載されているボタンを押すと、転送元を切り替えられる。デモンストレーションでは、1秒以下の速さでスムーズに切り替わる様子も披露された。

動作はプラグアンドプレイで、特別なソフトウェアが不要なことも魅力。接続はIEEE802.11ac。静止画を表示するモードと、動画を表示するモードを用意している。

手前にある2つのInstaShow Buttonのうち、左側が接続状態を示す青いランプ、右側が待機状態を示す緑のランプとなっている

巨大なレーザー光源プロジェクタ

LU9715

最長部が約60cm弱と、PCケースと見間違えるほどの巨大なレーザー光源プロジェクタ「LU9715」(日本未発売)。100,000:1の高いコントラスト比と、8,000ルーメンの明るさが特徴の製品で、近くで見るとその大きさに圧倒される。ワイドや標準、ロングズームなど、アクセサリのレンズも充実している。レーザー光源のため光源寿命は最大2万時間と、メンテナンスの手間が少ないことも特徴。

最大解像度は1,920×1,200ドットで、投影サイズは80インチ~500インチ(標準レンズ時)。消費電力は18W。本体サイズはW500×H211×D583mmで、重量は約28kg。ビジネス向けの製品で、公共の展示会館などでの利用に適している。

ゲーミングにも最適、55型4Kディスプレイ

55RZ7500

解像度3,840×2,160ドットの55型4K液晶ディスプレイ「55RZ7500」(日本未発売)。ブルーライト低減機能やフリッカーフリー機能、アップスケーリング機能などを備えている。もともと、屋内向けのサイネージ用途に使われるディスプレイだが、ゲーミング用途にも適するということで、デモンストレーションではゲームプレイ中の画面が表示されていた。タッチには非対応。

インタフェースはHDMI×3、USB 2.0×1、USB 3.0×1、コンポジット端子×1、コンポーネント端子×1、D-Sub×1などで、いずれも背面向かって右下にまとまっている。視野角は上下左右178度。サイズは1,239×771×263mm、重量は15.6kg(いずれもスタンド含む)。

端子類は、背面向かって右下にまとまっており、このさらに右側(側面)にもHDMIポートやUSBポートが備えられている

輝度や色温度調節・自動調光機能を搭載したLEDライト

WiT Eye-care デスクライト

目の負担を軽減する「アイケア」をコンセプトとした、個性的な曲線デザインが面白い大型の卓上LEDライト。この弓状の曲線デザインは、照明範囲を広げる工夫のひとつ。機能面でもタッチセンサーによる電源オンオフや、周囲の照度に応じた自動調光などを備え、上部左側にある丸い突起を回転させると、輝度や色温度の変更も可能。センサーは軽いタッチでオンオフでき、自動調光機能はなめらかに変化していく様子が印象的だった。

こちらは日本でも販売中(店頭想定売価は税込約20,000円前後)。日本でのカラーはシルバーのみだが、ワールドワイドでは、Daybreak Golden、Galaxy Silver、Interstellar Blue、Sunset Red、Aqua Greenの4色展開となっており、プレスツアーではInterstellar Blueモデルが展示されていた。輝度は最大1,800ルクス。サイズはW590×D625×H220mm、重量は約4.7kg。