梅雨を待たずに暑さが迫ってきている今日この頃。「気温が高くてうんざり……」という日もあるかもしれないが、この季節にしか食べられないグルメもある。そう、"冷し中華"だ。そこで今回、セブン-イレブン、ローソン、ファミリーマートの3社が期間限定で展開している"冷し中華"を徹底的に比較してみた。

今回比較する点は、「総重量」「具材の数」「酸味」「甘味」「麺の太さ」「食べ応え」の6点。「総重量」「具材の数」以外の「酸味」「甘味」「食べ応え」は、実際に食べた筆者の独断で判断する。

セブン-イレブン、ローソン、ファミリーマートの"冷し中華"を比較する

セブン-イレブンはボリュームと高級感を重視

まずはセブン-イレブンの「ツルッとしなやか! 冷し中華」(税込480円)。他の2商品に比べて、少し大きめの同商品を早速食べてみよう。

「ツルッとしなやか! 冷し中華」(税込480円)

具材は、「チャーシュー」「半熟ゆで卵」「錦糸玉子」「きゅうり」「わかめナムル」「紅しょうが」「もやしきくらげあえ」「えび」の8種類。総重量は521gだった。

具材は8種類で、総重量は521g

麺はつるつるとしていて細め。スープはフルーティーで酸味がある。鶏がらのだしをほんのりと感じるが、果汁の酸味の方が強い印象だ。具材の量が多く、えびが付いているのがポイント。なんだか高級感があって得した気分になってくる。

麺はつるつるとして細め。でも量は多い

えびが1つあるだけで高級感がある気がする

総重量  521g
具材の数 8
酸味   ★★★★★
甘味   ★★★☆☆
麺の太さ ★★☆☆☆
食べ応え ★★★★☆

ローソンは直火焼のチャーシューがジューシー!

続いてローソンの「直火焼チャーシューの冷し中華」(税込460円)。パッケージが八角形で、少し小さめだ。

「直火焼チャーシューの冷し中華」(税込460円)

具材は「チャーシュー」「半熟ゆで卵」「錦糸玉子」「きゅうり」「紅しょうが」「もやしきくらげあえ」の6種類で、チャーシューが他に比べて大きい。総重量は410g。

具材は6種類で、総重量は410g

特筆すべきは、直火焼きで調理されたチャーシューだろう。通常の冷し中華のような細切りではなく、ジューシーさを楽しめるようになっていた。スープは黒胡麻油がきいていて香ばしく、酸味が強い。セブン-イレブンのような果汁の酸味ではなく、酢の酸味がきいた味わいだ。総重量は少ないものの、チャーシューの充実感のせいか、食べ応えは1番あった。

麺は中太麺で、黄色い

直火焼のチャーシューが一番の魅力だろう

総重量  410g
具材の数 6
酸味   ★★★★☆
甘味   ★★☆☆☆
麺の太さ ★★★☆☆
食べ応え ★★★★★

ファミリーマートはマイルドな味と王道感のある見た目

最後はファミリーマートの「冷し中華」(税込460円)。具材、見た目に「これぞ冷し中華!」という王道感がある気がする。

「冷し中華」(税込460円)

具材は「チャーシュー」「半熟ゆで卵」「錦糸玉子」「きゅうり」「紅しょうが」「もやしきくらげあえ」の6種類。総重量は432gだ。

具材は6種類で、総重量は432g

スープを飲んでみると、他の2つより酸味が控えめで甘味がある。丸鶏を使用したスープは、後味に優しいコクを感じた。酸味がちょっと苦手な人は、こちらの方が好みに感じるかもしれない。麺は1番太かった。

麺は一番太かった

チャーシューは豚ロースを使っている

総重量  432g
具材の数 6
酸味   ★★☆☆☆
甘味   ★★★★★
麺の太さ ★★★★☆
食べ応え ★★★☆☆

以上、3種を実際に食べ比べしてみたが、それぞれに異なる魅力があった。セブン-イレブンは2社に比べて20円ほど高いものの、それに見合う具材の量、ボリュームがある。ローソンはもちろん、直火焼きのチャーシューだ。ファミリーマートはマイルドな味わいで、どこかホッとする安心感があった。身近にあるコンビ二で冷し中華を食べる際は、ぜひ参考にしてみてほしい。