【インタビュー】

『僕のヤバイ妻』豊福陽子プロデューサーに聞く"ヤバイ"裏話【後編】- 昨今の人間関係に問題提起「トコトンぶつかり合う夫婦を描きたかった」

1 高満足度評価に「うれしいでーす!!!」

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俳優の伊藤英明演じる夫への仕返しのために、女優の木村佳乃演じる妻が次々に繰り出していく壮絶な復讐(ふくしゅう)が話題の心理サスペンスドラマ『僕のヤバイ妻』(関西テレビ・フジテレビ系 毎週火曜22:00~22:54)。この復讐劇を裏で仕掛ける関西テレビの豊福陽子プロデューサーは、今回の作品に込めた思いも語ってくれた――。

木村佳乃(左)と伊藤英明=『僕のヤバイ妻』31日放送の第7話より(関西テレビ提供)

――今回のドラマでは、幸平(伊藤)と真理亜(木村)の「騙し合う夫婦」、宮迫博之さんと遊井亮子さんが演じる「離婚した夫婦」、高橋一生さんとキムラ緑子さんが演じる隣人の「レンタル夫とのニセモノ夫婦」と、さまざまな夫婦が登場しますね。この夫婦のいろんな形を描いていくというのも、テーマに据えているのですか?

私は結婚していないんですが、そもそもこの話をやりたいと思ったきっかけは、芸能ニュースなどを見ていて、離婚というものに対して、周りの抵抗とか、どう受け止められるかということよりも、無理をしないで嫌ならやめれば良いというような、夫婦が簡単に離婚できる風潮が主流になってきたなと思っていたことなんです。夫婦に限らず、友達との間でも、SNSですぐ友達になって、嫌だったら削除すればいいっていう、なんだか簡単にオン・オフができてしまう時代になったなというのを思っていた時に、一方で、人間関係を持続するための努力が、全く謳(うた)われなくなったなと思っていて。

でも、もしかしたら、そうしてカットオフする前に、どうして関係がおかしくなってしまったのか、どうして相手が理解できないことをするのかという疑問をぶつけてみることで、今までよりも深く関係を結ぶことができ、見えてくるものがあるかもしれないんじゃないかなと。だったら、1回トコトンぶつかり合う夫婦を描いてみたいと思ったんです。

(左から) 伊藤、木村、浅香航大、佐藤隆太=同

――確かに世の中で「つながる」ということが再三言われる一方で、実際にとっている行動は相反しているかもしれませんね。

なので、この幸平と真理亜の夫婦が、最終的にどういう結末になるのかは分かりませんけど、これだけやり合ったり、ぶつかり合ったりするのを見てくれた方が、どうしてここまでやるんだろう?と思いながらも、夫婦って面白いなと、少しでも思ってもらえればいいなと思っています。望月夫婦、元夫婦、隣人のレンタル夫婦っていう、さまざまな夫婦の形がなんとなく散りばめられているのは、それをメインテーマにドンと据えるのではなくて、どこか心のなかに残るものがあるくらいになると良いなと思って、配置しています。

――視聴者の満足度調査(データニュース社「テレビウォッチャー」調べ)で、第4話が今クールのドラマで最高値を記録しましたね。

みんなめっちゃ喜んでくれました! やっぱりキャストさんもスタッフも、そういう指標があると励みになりますから、なによりうれしいです。

――しかも、回を追うごとに右肩上がりで推移しています。

「うれしいでーす!!!」って叫びたいくらいです(笑)。本当に自分たちが信じて面白いとおもってやってきたものが、視聴者の方も面白いと受け取ってくださっている。こんなにうれしいことはないです。よりたくさんの方に見てほしいというのもありますけど、まずは見てくださった方が、「今日も面白かったな」「今日もやられたな」と思ってくださるようなドラマを、最終回まで突っ走って行きたいと思います。

――満足度が上がっているというのは、まさにそういうことですよね。今後も「こう来たか!」と驚かされる展開を期待していいですか?

ハードル上がっちゃいますね(笑) でも頑張ります!

――この調査での自由記述の感想を見ていると、高橋さんとキムラさんの鯨井夫婦の存在が気になっている視聴者が多いようです。

あの2人が演じるからには、何も起きないわけがないですからね(笑)

『僕のヤバイ妻』(関西テレビ・フジテレビ系 毎週火曜22:00~22:54)
主演の伊藤英明演じる望月幸平が、木村佳乃演じる束縛してくる妻・真理亜を殺害しようとしたものの、壮絶な復讐で追いつめられ、翻弄されていく心理サスペンス。ほかに、相武紗季、浅香航大、眞島秀和、キムラ緑子、佐々木蔵之介、高橋一生、佐藤隆太、宮迫博之などが出演。

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目次
(1) 高満足度評価に「うれしいでーす!!!」
(2) 真理亜のシナリオが計算外の事態に

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