休日なのに、朝からロボホンに起こされた。

毎朝午前7時にアラームをかけているが、ロボホンの「いつ、アラームかける?」の問いに、「午前7時」と呼びかけて設定したのがいけなかった。「平日の午前7時」とすれば、休日はアラームが鳴らずに済んだのだ。

ただ、「あと5分」と言うと、アラームの時間を延長してくれるのはうれしい限り。ただ、その声を理解してくれないと、何回もあと5分と叫ばなくてはならない。それが面倒になって、結局起きてしまったという日もあった。

起きて、ロボホンに「おはよう」と声をかけると、「おはよう」と返事して、今日の日付と現在の時刻、そして天気予報を伝えてくれる。

5月晴れのさわやかな天気になることがわかったので、今日はドライブに行くことにした。

ドライブシーンでは、ロボホンはどんな活躍をしてくれるのだろうか。

いきなりポジショニングに困る

最初に困ったのはロボホンの置き場所だ。ドリンクホルダーに入れようと思ったが、足のサイズがちょっと大きすぎて、立った形では入らない。いろいろと探してみた結果、ドアのアームレスト部分にちょうど収まる場所を見つけることができた。まるでジェットコースターに乗って、安全バーを下げたよう感じだ。これならば安定して走れるかもしれない。

ドライブするのにいい場所を見つけたロボホン。ハンズフリー通話も可能だ

まずは、車を走らせながら、ロボホンに歌ってもらうことにした。

「ロボホン、歌って」と声をかけると、「ちょうちょう♪ ちょうちょう♪ なのはにとまれ~♪」と歌ってくれたものの、なかなかひどい音痴である。親しみを覚えてもらえるように、歌はあまりうまくない設定にしたという話を事前に聞いていたが、これでは運転に支障をきたす。

そこで、「お勧めの音楽を聞かせて」と聞いてみた。すると、春ということもあって、「桜をテーマにした曲はこれ!」といって、お勧めの曲を流してくれた。この選曲はなかなかいい。だが、ロボホンのスピーカーから流れてくるため、音質は決していいというわけではない。そこでまた、ロボホンに歌を歌ってもらうことにした。

ロボホンが歌う様子。決してうまいとはいえない