腕時計の満足度と高機能を両立する「コネクテッド・ウオッチタイプ」
前回のAndroid Wear編に引き続き、今回はコネクテッド・ウオッチ編をお届けする。外見がほぼ普通のアナログ時計と変わらず、かつスマホと連携して高機能を利用できるコネクテッド・ウオッチは、時計としての美しさを重視する層にも受け入れられやすい。
特に、今回の記事で紹介するアナログウオッチ+活動量計というスタイルは、スイスの時計ブランドが市場参入の糸口として選択するケースも増えている。ひとつの潮流になりつつあるといえるだろう。記事中の価格はすべて税別で、発売前の商品については予価。写真のサムネイルをクリックすると拡大表示となる。
ゲス「ゲス コネクト」
時計はもちろん、ウェアやバッグ、アクセサリーなどを手がけるファッションブランドのゲス(GUESS)も、スマートウオッチ「ゲス コネクト」をリリースした。ブランドウオッチのベストセラーモデルであるメンズの「リガー」と、レディースの「ジェット・セッター」をベースに、スマートフォン連携を盛り込んで多彩な機能を実現している。
メンズモデル(5万8,000円)のケース径は45mm、レディースモデル(5万5,000円)は41mmだ。どちらもケース素材はステンレススチールで、防水性能は持たない。バンド素材はシリコンまたはレザー。
スマートウオッチとしての機能は、6時位置のOLEDディスプレイと、8時9時の間にあるLEDランプが担う。マーシャン社のBluetoothチップセットと日本製のウオッチムーブメントを搭載し、デジタル部とアナログ部で別々にバッテリーを持っている。デジタル部はmicroUSB充電のバッテリーで3~5日間の稼働、アナログ部は2年間の稼働だ。マイク部はノイズキャンセルマイク。
対応環境はAndroidおよびiOS。音声連動アプリや時計越しのハンズフリー通話はもちろん、音声メッセージをテキストに変換してのメール送信も可能だ。そのほか、SNS着信通知、メール着信通知、スケジュール通知、カメラコントロール、ミュージックコントロール、電話機検索など、豊富な機能を装備。専用アプリでは各国言語表示や振動パターン(日本語を含む)など、機能をカスタマイズできる。