これから梅雨時期となりますが、長雨が続き日照不足や台風や豪雨といった天候によって農作物の作柄が不安定となり、店頭に並ぶ野菜が値上がりすることがあります。

野菜が値上がりすると、家計も予算に収まらないなどピンチに! 今回は、野菜高騰時の乗り切りテクニックをご紹介します。

野菜高騰時を乗り切る4つのテクニックとは?

1. 値上がりしにくい野菜類を狙う

もやし、きのこ類、にんじん、玉ねぎ、じゃがいもなど、比較的価格が安定している野菜類で献立を考えます。にんじん、玉ねぎ、じゃがいもは、様々な料理の材料としても応用範囲が広い食材で、保存期間も長いので安いときに買い足して常備しておきましょう。

もやしは、日持ちがしませんので必要な分を必要なだけ買うようにしましょう。もし、たくさん買いすぎてしまったときは、袋の口を開けた状態で保存するといくらか日持ちがしますよ。きのこ類も価格が安定している食材ですので、上手に取り入れましょう。

2. 冷凍野菜をストックする

根菜類ばかりで緑色の野菜が不足していると思ったら、冷凍野菜もおすすめです。冷凍野菜は1年中価格が安定していますが、定価で買うと意外と値が張ります。狙い目はスーパーのプライベートブランド商品と、セール時を狙って買うことです。

しかし、野菜が値上がっているときは冷凍野菜も数が少なくなり、セールもあまりしなくなります。冷凍野菜は解凍せずに凍ったまま調理をすることができ、日持ちもするのであらかじめセール時に購入してストックしておくと安心です。PB商品は、安売りの対象にはならないことがほとんどですが、その分いつもお手頃価格です。

おすすめ冷凍野菜は、いんげん、ブロッコリー、ほうれん草、カボチャ、コーンです。また、ブロッコリーやきのこは生のものを小房に分けて、ジップ式の袋に入れて冷凍保存ができますので、特売時に買って冷凍しておいてもいいですね。

3. 乾物を常備する

切り干し大根やひじきならスーパーで年中売られていて、価格もお手頃ですので野菜不足のときのお助け食材にもなります。切り干し大根は、自宅でも簡単に作れますので冬場の安いときにまとめて作って小分け冷凍保存しておくのもいいでしょう。

4. プチ家庭菜園をする

小ネギなどちょっとした野菜ならプランターで育てることができます。収穫まで時間がかかりますが、早めに簡単にできそうな野菜を植えておくと良いでしょう。これからの時期であれば、薬味になる小ネギや大葉、葉もの野菜として大根の葉やニラ、グリーンカーテンにもなるゴーヤそして、プチトマトも比較的育てやすく彩りにもなっていいですね。

家庭菜園成功のコツは欲張り過ぎないことだと思います。その理由は、小さいプランターで収穫できる量は限られいるのに、苗や種をたくさん植えてしまうとキャパオーバーで結局何も育たなかった…ということになりかねません。プランターの大きさを考えながら育てる野菜も考えると失敗が少ないでしょう。

そして最後に、おつとめ品や見切り品の野菜は、傷みが少ないものを選び、その日に使う分だけ買うようにしましょう。

執筆者プロフィール : 丸山晴美(まるやま はるみ)

外国語の専門学校を卒業後、旅行会社、フリーター、会社員、コンビニ店長へと転職。22歳で節約に目覚め、年収が350万円に満たないころ、1年で200万円を貯める。26歳でマンションを購入。2001年に節約アドバイザ―として独立。ファイナンシャルプランナー、消費生活アドバイザーの資格を取得し、お金の管理、運用のアドバイスなどを手掛け、TV、雑誌などで幅広く活躍している。