白目(結膜)の部分に血管がびっしりと走行する充血の原因とは(※写真と本文は関係ありません)

朝の起きがけに鏡を見た際や、ずっとパソコンをいじっていてふと気がついたときに目が充血していた経験はないだろうか。ほとんどのケースで自然と症状が治まるため、本来ならば放置しておいても問題はない。

だが、「大事なデートがある日」「入学式や卒業式といったハレの日」の充血は困りものだろう。そのような事態を招かないようにするべく、今回はあまきクリニック院長の味木幸医師に「充血が起きる仕組みと原因」について伺った。

充血の原因は大きく分けて2つ

そもそも、「充血」と聞くとなんとなくネガティブなイメージが付きまとうかもしれないが、実は目を守るためのありがたい生体反応なのだ。

例えば、コンタクトの装用時間が長すぎて黒目が酸欠状態に陥っていたり、何らかのウイルスが体内に入ってきたりした際、血管を通じて酸素や栄養分を送る必要がある。充血時に白目部分で目立つあの網目状の赤い血管は、その反応が正常に行われている証し。充血は目を守る防御反応であると同時に、「何か目にトラブルが起きている」ということを示す"サイン"なのだ。

その充血を起こす原因についてだが、大きく「目の炎症」と「目の疲れ」に分けることができる。

目の炎症を引き起こす行動や現象

■目にゴミなどが入る
■目を強くこする
■目に大量の紫外線を浴びる
■ドライアイやアレルギー性結膜炎などを患う

主にこれらの項目が目の炎症を引き起こし、充血へとつながる。特にこれから暑くなる今の時期においては、紫外線による充血に注意が必要だ。

「紫外線は通常ですと、5月頃から一気に強くなりだします。海に行って体を焼くときは普通目を閉じていますが、アクティビティーをするときは開いていますので気をつけましょう。また、屋外のプールでも目は日焼けしますので、注意が必要です」。

紫外線の例で言えば、スキー・スノーボード場や雪国での「雪目(電気性眼炎)」にも注意したい。雪面からの日光(紫外線)の反射は、実はかなりきつい。ゴーグルやサングラスで気をつけていたとしても、外して話し込んだりゲレンデの脇で休憩したりしている間などに、確実に目にダメージが蓄積されていくと覚えておこう。