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そろそろ子供がほしいし、無事に妊娠できたらすぐにでも知りたい! でも、妊娠したサインって「生理が止まる」以外にあるのでしょうか?

そこで今回は、En女医会の産婦人科医・十倉陽子先生に妊娠のサインについて聞いてみました。

人によって千差万別!

――妊娠した時、生理が止まる以外に、体にはどんなサインが出るのでしょうか?

サインは人によって本当に様々なのです。例えば睡眠をとっているのに昼間眠気が出てきたり、下腹部がチクチクしたり……。こうしたサインが出る人は多いですね。また、出血があるという人もいます。

――どれくらいの出血量でしょうか?

量も人それぞれで、少しだけの人もいれば普段の生理と変わらないくらいたくさん出血する方もいます。普段の生理と変わらないくらいの出血があると、ちょっと生理が遅れてきたと勘違いしてしまいそうで怖いですね。

下着がつけられない人も

――他にはどのようなサインがありますか?

食欲が旺盛になる人もいれば、逆に食欲がなくなるという人もいますね。それから、下痢になったり便秘になったり、あるいは下痢と便秘を繰り返したりとか……。

胸が張ってしまって痛いという人もいますし、乳首がチクチクするという人もいます。なかには痛くて下着がつけられないという人もいますね。

他には、微熱がある、体がだるいといった、風邪と似た症状を訴える方もいます。あとは耳鳴りがしたり、匂いに敏感になったりと、本当に挙げるとキリがないです。

日常生活に支障も……

――なるほど。日常生活に支障が出るようなこともありますか?

匂いに敏感になりすぎて、スーパーや冷蔵庫、ご飯の炊ける匂いが苦痛で料理ができない、芳香剤や電車、車、ご主人の匂いがダメになってしまうという人もいます。

本当に色々な症状がありすぎて、妊娠のサインだと気づくのはなかなか難しいかもしれないですね。生理が遅れていると気づいたら、他には何か気になることはないか、自分自身でしっかりチェックをしてみるといいかもしれませんね。

――ありがとうございました!

プロフィール
十倉 陽子
主に生殖医療に携わっている産婦人科専門医。英ウィメンズクリニック勤務。150人以上の女性医師(医科・歯科)が参加するEn女医会に所属している。En女医会は、会員が持つ医療知識や経験を活かして商品開発を行い、利益の一部を社会貢献に使用。医療分野での啓発活動を積極的に行っている。