【レポート】

新商品からみえてきたモスとマックの異なる路線

1 熊本地震の影響は?

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2016年4月14日21時26分、熊本県熊本地方を震源とする最大震度7の地震が発生した。その約28時間後、16日1時25分にもマグニチュード7.3を記録する最大震度7の地震を観測。熊本地方を中心に甚大な被害が発生し、現在も余震が収まらず、数多くの方々が避難生活を強いられている。

モスフードサービス 代表取締役会長兼社長 櫻田厚氏

4月25日、モスバーガーチェーンを展開するモスフードサービスは、都内で新商品発表会を行った。発表会の冒頭、挨拶に立った櫻田厚 代表取締役会長兼社長は、与えられた10分間のプレゼンテーション時間のほぼすべてを熊本地震についての説明に充てた。それによると、熊本県内21店舗のうち、完全休業は4店舗(25日現在)、残りの17店舗も営業時間を短縮したりメニューを絞ったりと、通常の営業はできていないという。

だが、「温かい商品を被災者の方に届けたい」という想いで迅速に対応。スピード感をもって支援にあたり、自身もこの発表会の翌日には熊本入りをすると語った。

モスの象徴的食材の危機

これほど今回の熊本地震に対し憂慮しているのは理由がある。熊本県はトマトの生産量が全国1位。季節により増減はあるが、モスバーガーで提供するトマトの4~5割を熊本県から調達している。トマトといえば同社のハンバーガーで使われている食材のなかで強いインパクトを顧客に与えている存在。そのことを考えると、今回の地震は深憂せざるをえない案件といえるだろう。

事実、櫻田会長兼社長は「もし、契約しているトマト農家に甚大な被害が生じたのなら、営業停止も視野に入れなくてはならない事態」と気が気でない様子をみせた。

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インデックス

目次
(1) 熊本地震の影響は?
(2) 「医食同源」をテーマにメニューを開発
(3) 女性をターゲットにしたメニューづくり

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