【レビュー】

ソニー「FE 85mm F1.4 GM (SEL85F14GM)」実写レビュー

1 圧倒的な解像感にとろけるようなボケ

林佑樹
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「この解像、イエスだね!」。「FE 85mm F1.4 GM (SEL85F14GM)」でのファーストショット直後の純粋な感想だ。もちろん、褒め言葉になる。解像感が単純にスゴイ。フォーカス部がやたらとシャープ。α7R IIのプレビューモニターで見ても、それはあからさまで、PCモニターで見たら、さらにステキだった。そんな大口径単焦点レンズを今回はチェックしていこう。

「FE 85mm F1.4 GM SEL85F14GM」。発売日は4月28日、希望小売価格は税別225,000円。この写真ではα7R IIに装着している

ゴツい設計だが保持は意外と楽

FE 85mm F1.4 GMは「G Master」シリーズに属する大型単焦点レンズだ。サイズは89.5×107.5mm、重さは820gで、8群11枚とみっしりとした構造である。フィルター径は77mmだが、カタログスペック以上にゴツく感じる。男児ならば心ときめく威圧感があるとでも言おうか。本記事作成にあたり、ご協力いただいた稲森美優さんも「いかつい」と感想を述べている。

「FE 24-70mm F2.8 GM (SEL2470GM)」のレビュー記事に続いてモデルとして出演していただいたアイドルの稲森美優さん。以下、作例の使用ボディはすべてα7R II、焦点距離はもちろん85mm固定となる。マニュアル F2 1/100秒 ISO100 AWB スタンダード スピードライト+アンブレラ (トランスルーセント)

α7R IIに装備させてみると、もちろんトップヘビーに (先端が重く) なってしまうのだが、FE 24-70mm F2.8 GMと比べると、だいぶボディ側に重心が寄る。見た目とは裏腹に保持は楽だと感じる人が多いだろう。スタンディングでピントを微調整する際も動きを抑えやすい。

右側面にはフォーカスロックボタンとフォーカスモードスイッチがある

左側面のスイッチは、絞りリングのクリック感の有無を切り換えるものだ。オフにすると、動画撮影時にスムーズに絞りを変更できる

フォーカスリングはほどよく重く、MFでのフォーカスワーク、とくに開放寄りでのシビアな調整を意識した塩梅だ。絞りリングは安心感のある作りで、左側面のスイッチでクリックをオンにした場合は、軽いフィードバックが返ってきて絞り値の変更をしっかりと確認できる。またクリックをオフにした場合も適度に重いため、じんわりと絞りをシフトさせていく演出にも耐えてくれる。ベルトにはミゾがあるため、サードパーティー製のアシストレバーの取り付けもOKと思われる。

αレンズとしては初の11枚羽根円形絞りを採用。これがイイ感じのボケ味を演出する

ボケ味のテスト。開放だとフォーカス部以外は溶けまくる。マニュアル F1.4 1/30秒 ISO400 AWB スタンダード

ボケをつぶさに見てみると、レンズ端側で口径食が生じているが、年輪はほぼないに近い。マニュアル F1.4 1/100秒 ISO400 AWB スタンダード

掲載データと出力について
撮影に使用したボディは「α7R II」。撮影時の設定はRAW (非圧縮)、sRGB、DROオフ。ボディ側での自動補正 (周辺光量落ち・色収差補正) をオフにし忘れてしまったため、掲載データでは現像時に色収差と歪み補正をオフにしたが、周辺光量落ちについては補正がかかった状態だ。一部ショットでは、ニッシンのストロボ「Di700A/Air 1」を使用している

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インデックス

目次
(1) 圧倒的な解像感にとろけるようなボケ
(2) シャープな描写が楽しい
(3) ポートレートレンズとしての実力チェック
(4) 豊富な85mmに加わった悩ましい存在
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