F2.8~F3.5で人物を撮る

ここから、ポートレート中心にFE 24-70mm F2.8 GMをチェックしていこう。ボケ具合が扱いやすく、F2.8~F3.5あたりでバシバシと攻めていける。奥行きのないスタジオや狭い場所での撮影に適するし、なるべくレンズ交換をしたくないが、描写も大切という人にもオススメできる。ポートレートでは瞳AFを活用する人が多いハズ。フォーカス速度はテレ端になるほど落ちるが、精度については変化ナシだった。

引いた状態でF6.3まで絞った。人物がパフォッと浮いてイイ感じ。焦点距離69mm 絞り優先 F6.3 1/60秒 -0.3EV ISO100 AWB スタンダード スピードライト

F6.3で寄った状態。わりと背景もしっかりと出ているが、これはこれでテーマを押し込みやすい。焦点距離70mm 絞り優先 F6.3 1/60秒 -0.3EV ISO100 AWB スタンダード スピードライト

完全に趣味カットだが、稲森美雪さんの左斜めからスピードライトを当て、左右の動力部に反射光をうっすらと回して、どれくらい階調を拾えているのかチェックした。写真左下を見てみると、一部つぶれてしまっているが、しぶとく残っている部分がある。焦点距離62mm 絞り優先 F7.1 1/60秒 -0.3EV ISO200 AWB スタンダード スピードライト

これくらいの距離だとF3.5固定でもいいくらい。フォーカスしている部分からのシャープネスが気持ちいい。焦点距離70mm 絞り優先 F3.5 1/60秒 -0.3EV ISO 160 3200K クリア (彩度-1) スピードライト

室内で自然光が差し込んだ状態でのカット。絞り優先 F3.2 1/60秒 +0.3EV ISO 1600 AWB スタンダード

ちょっとアンダーにすると、Gレンズに近い雰囲気を感じるような気がする。焦点距離56mm 絞り優先 F3.2 1/80秒 -0.7EV ISO1600 AWB スタンダード

上記2枚の光源は細部の装飾がステキな天窓。焦点距離24mm 絞り優先 F4 1/80秒 ISO100 AWB スタンダード

屋外ではどうだろうか。曇空だったので適正露出を無視して明るめに。焦点距離70mm 絞り優先 F4 1/800秒 +0.7EV ISO800 AWB スタンダード

肌がふんわりするかしらと設定を変更したもの。開放でアゲアゲでもかなり粘ってくれる。焦点距離70mm 絞り優先 F2.8 1/1250秒 +0.3EV ISO800 AWB スタンダード