フィリップス ライティングは4月5日、iPhoneやiPad、Apple Watchを使って家じゅうの照明をコントロールできるスマート照明「Philips Hue(フィリップス ヒュー)」(以下、Hue)シリーズの新モデル「Philips Hue スターターセット v2」(以下、スターターセット)を発表した。スターターセットの価格はオープンで、市場推定価格は26,800円前後の見込み。

当日は東京のアップルストア銀座にてプレス向け発表会を開催。すでにHueシリーズを愛用しているという、メンタリストのDaiGo氏と、ITジャーナリストの林信行氏も登壇し、Hueの魅力についてのトークショーを行った(トークショーとパフォーマンスの模様は後半で紹介する)。

複数の照明を、iPhoneやiPad、Apple WatchからコントロールできるHue

左からITジャーナリストの林信行氏、フィリップス ライティング ジャパン合同会社 マーケティング部 部長 久保徳次氏、メンタリストのDaiGo氏

新モデルは機能も明るさもパワーアップ

Philips Hueシリーズは、スマートフォンから操作可能な照明システム。スターターセットはLEDランプが3個と、これらのランプを制御する「ブリッジ」とよばれるコントロールユニットで構成されている。ブリッジの背面にはLANポートがあり、無線LANルータとブリッジをケーブル接続することで、家じゅうのHueランプとワイヤレス接続。スマートフォンや専用コントローラー(別売)からHueランプのオンオフ、色、明るさなどを調整できる。ちなみに、ブリッジひとつで、なんと50個までのHueランプをコントロール可能だ。

スターターセットには口金エ26サイズの3個のHueランプ(写真上)とブリッジ(写真下)を同梱

Hueの心臓部ともいえるブリッジ。ブリッジのサイズはW88×D88×H26mm、重量は390g、本体裏側に電源コネクタと有線LANポートを備える

新モデルとなるv2では、ブリッジがAppleのスマートホーム規格「Apple HomeKit」に対応。このため、iOSのSiriを介した音声コントロールが可能となった。Hueを登録したiPhoneなどに向かって「ヘイSiri、ランプをつけて」などと声をかければ、音声だけでHueランプを点灯したり消灯したりできる。また、前モデルは600lm(50W弱相当)だったランプの明るさが、800lm(60W弱相当)に。約33%、パワーアップした。

会場にはタッチ&トライコーナーもあり、3個のランプを接続したHueを自由に触ることができた

タブレットに向かって「ランプを赤にして」と声をかけると、3つのランプが一斉に赤く変化。もちろん、一個のランプだけ変えることもできる