説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、『iPhone SEの気になる点を強いて挙げると?』という質問に答えます。

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3月に発表されたiPhone SEは、SoCとしてiPhone 6s/6s Plusと同じ「Apple A9」を採用、4K映像の撮影にも対応する1,200万画素カメラを搭載と、小ぶりなボディに機能を凝縮した話題のモデルです。iPhone 5sとサイズはぴったり同じでアクセサリ類を共有できる一方、価格は税別5万2,800円より(16GB/SIMフリーモデル)とiPhone 5sより若干低めに設定されています。

手のひらに収まりやすいモデルの復活を望む声があったことにくわえ、バッテリーの持ちに優れるという特徴もあり、高い人気を獲得しそうなiPhone SEですが、いくつか気になる点があることも事実です。

1つは、日本向けモデルの型番A1723ではキャリアアグリゲーション(CA)をサポートしないことです。CAをサポートするiPhone 6s/6s Plusでは、下りの最高速度はドコモが262.5Mbps、auが225Mbps、ソフトバンクが187.5Mbpsを実現しますが、iPhone SEは各社とも最高150Mbpsです。CAのメリットはより高い速度を出すだけでなく、混雑の影響を減らし安定した通信を実現することにもあるため、CA対応モデルのほうが快適に利用できる場面もあることでしょう。

iPhone 6s/6s Plusから導入された感圧タッチ機構「3D Touch」をサポートしない点も、微妙に映るかもしれません。3D TouchはAppleが強く推す技術ということもあり、今後のiPhoneでは必須機能となる可能性大です。

インカメラ(FaceTimeカメラ)の画素数がiPhone 5sと同じ120万画素であることも気になります。本来の目的のビデオ通話よりもセルフィー(自撮り写真)で利用されることが多いというトレンドを考えると、iPhone 6s/6s Plusと同じ500万画素はほしいところです。

逆にいえば、これらの点を納得できればiPhone SEはかなりお買い得感のあるモデルだといえるでしょう。女性でも手に収まりやすいサイズということもあり、実際の使用感を重視する層にアピールするのではないでしょうか。

キビキビした動作とバッテリーのもちのよさで話題の「iPhone SE」、気になる点は?