2016年5月28日、府中の森芸術劇場 どりーむホールにて『マジ音フェス』が開催される。同イベントは、「女性アーティスト+生バンド演奏」をコンセプトに開催される「マジで、真面目に、音楽で想いを伝えたい!」アーティストたちの情熱を、迫力の演奏で届けるもの。今回はこのイベントの発起人となった、小説家・ボカロPとしてもマルチに活躍中の砂守岳央氏と、その音楽面での相棒であるbuzzG氏、そしてメインMCを務める声優・井上喜久子が一堂に会し、対談を行った。

砂守:砂守です、よろしくお願いします。
buzzG:buzzGです、よろしくお願いします。
井上:井上喜久子、17歳です。(オイオイ)よろしくお願いします。
砂守:インタビューでも(オイオイ)やるんですね。
井上:そうなんです、「喜久子」で止まらないんです!(オイオイ)まで含めてが名前なんです。
砂守:やらせていただいて光栄です。
一同:(笑)。
砂守:さて、今回は5月28日に行う、『マジ音フェス』という音楽イベントに向けた鼎談、という形です。超簡単に言いますと、「生演奏でライブやろうぜ!」という音楽フェスです。井上喜久子さんはメインMCとして登場します!
一同:(パチパチパチ……)。
井上:よろしくお願いします!
砂守:MCについては、後半に語っていただきたいと思います。そして、演奏メンバー代表で……。
buzzG:ギター弾きます!
砂守:そして、言い出しっぺが自分、という形になります。

井上喜久子

砂守岳央氏

buzzG氏

これまでの流れと、お姉ちゃんとの出会い

砂守:まず、このイベントに至るまでの流れと、コンセプトが生まれたきっかけについて語り合えれば、と思います。そもそもは、喜久子さんにも出演していただいた『魔法少女オーバーエイジ』という作品が根底にあります。最初はここにいるbuzzGと一緒に始めた同人企画でした。でした、というか今も同人でもやっています。
buzzG:2014年5月の「ニコニコ超会議」で、二人で「こういうコンセプトの作品はどうだろう」と思いつきで作った同人CDを出しました。
砂守:仲の良いボカロPに曲を書いてもらって、声優さんにボイスドラマを入れてもらうという形式でした。で、それが好評だったのですが、「やっぱり声優さんの歌で聴きたい」という声をいただいて、その楽曲をキャラソンとしてレコーディングしたミニアルバムを次に出して。そんなことがきっかけで、メジャーの会社から声をかけていただき、ポニーキャニオンさんからノベライズ、EXIT TUNESさんからアルバムを出しました。これが2015年です。
buzzG:その間にイベントへの出演なども挟みつつ。
砂守:最初がさいたまスーパーアリーナ(笑)。
buzzG:楽しかったなあ……。
砂守:その間、ずっとライブをやりたいと思っていたんです。ちなみに、メジャーアルバムを出した後も普通に同人でもやっています。
井上:お客さんと近い感じですよね。
砂守:そうなんです、自分で手売りできるので。それと、このキャラクター出したい、こういう曲も合うかも、といったときにすぐ出せるところも面白くて。
その流れで2015年の冬に、喜久子さんにも参加していただきました。僕と喜久子さんは、最初、ラジオでしたよね?
井上:そう!そうでした! 『おしゃべりメロン』というwebラジオにゲストで砂守さんが来ていただいたんですね。
砂守:あのときは緊張しました(笑)。「なんで自分なの!?」と。そして、そのときはホントにおしゃべりだけだったんですが、その後、曲を作らせていただきまして。
井上:25周年のイベント! 17歳25周年記念イベントです! 時空を超えるという!
砂守:時空を超える壮大な曲を作ってくださいって言われました。
一同:(笑)。
砂守:それで『魔法少女オーバーエイジ』の作中に魔法少女達の司令官、お姉さん的な立場のキャラが出てきたんですが、このキャラにも歌を作りたいと思ったときに、喜久子さんにお願いしたいなあと思ったんです。周囲には「まさか、無理でしょ」って言われたんですが、相談させていただいたらご快諾いただいて。
井上:いえいえ、呼んでいただいてうれしかったです。
砂守:そしてできたのが、「魔法と雨のメモワール」という曲です。昭和歌謡のような。
井上:胸にぐっとくるメロディーラインです! あ、これ詞も砂守さん?
砂守:そうです(笑)。
buzzG:その情報、今!?(笑)。
砂守:大好きなんです、歌謡曲。歌詞もメロディも。
井上:(唐突に)あ!
砂守・buzzG:!?
井上:今度、私、自分のライブがあるので(※1)、「魔法と雨のメモワール」歌わせてもらってもいいですか?
砂守:もちろん! えっと何がいります? 譜面でしょうか?
井上:ありがたい~良く分からないけど! 一式お願いします!
砂・buzzG:(笑)。わかりました!
砂・buzzG:見に行っていいですか?
井上:ぜひ来てください!

コンセプトは「生演奏」

砂守:で、その「魔法と雨のメモワール」のレコーディングのときに、雑談で話していたことが、このイベントのコンセプトにつながってくるんです。
井上:はい。生演奏の話ですよね?
砂守:自分は、元々かなり楽器の生演奏を多用するほうなのですが、このCDでも使ってるんですよー、という話をさせていただいて。ベース、ピアノ、ドラム、ギター……同時収録されている黒田はがね《CV: 徳井青空》が歌っている曲は尺八も。
buzzG:尺八!?
井上:すごいですよね?
砂守:尺八奏者お呼びしました。
井上:確か、ラジオでお話しさせていただいたときも、現代的なデジタルの音も好きだけど、生の音にもこだわりたいっておっしゃってましたよね?
砂守:はい、レコーディングのときもその話になって……。生の音にこだわる、というのも二つあって、一つは楽器を打ち込みではなく、レコーディングしたいということ。もう一つが、カラオケではなく楽器演奏でライブをやりたい、ということです。これが今回のイベントコンセプトにつながっていくのですが、今の、特に若い声優さんの曲ってかなりの部分が打ち込みで、歌うときかなりの確率でカラオケなんですよね。
もちろん利便性とか、良い部分もあるんですが。
井上:確かにカラオケ、多いですよね。
buzzG:多いよね、自分はバンド出身なので、これは生演奏で聴きたいなあと思ってしまうことがあります。
砂守:井上さんにお聞きしたいんですが、上手い演奏の人と一緒のステージに乗ったりすると、こっちも上手くなったりしませんか?
井上:本当にそう思います。そう感じます。私の口から言うとちょっと恥ずかしいんですが、この前、台湾で田中公平先生のバンドさんと共演させてもらったときに、「グルーヴ感」というものを感じました。「わ! なんだろうこれ!!!」って。私の人生で初めて出てきた感じだったんです。
砂守:バンドがギュッとまとまった感じですかね。
井上:そうそう! ずっと仲良くずっとやってらっしゃる方たちの大きな大海原に乗せさせてもらって感動しました。
buzzG:分かります。
井上:長年一緒にやってくださってる押谷さんとのセッションでも、そのたびに感動するのって生バンドの良さですよね。
砂守:それを、若い人が経験しないで行っちゃうのはもったいないかと思うんです。
一度でもやらないとつかめないものがある気がしまして。そこで得た経験が、次にカラオケでやりますというときに生きてこないかっていうと、多分生きてくる。
井上:確かに。
砂守:それを知らずに終わるのはもったいない。みたいなことを考えていたときに……そうだ、これでフェスやればいいなって思いまして。喜久子さんに相談したら「ぜひやりましょう」ということになった。
buzzG:それでこのイベントにつながる、と。なんかいつもなるべく生演奏にしたいって言ってるもんね。
砂守:以前、buzzGにも出てもらったカフェイベントでも、バンドとか入らないくらい小さい所だったんですが、パーカッションとピアノとアコギを無理矢理入れて。
井上:buzzGさんはギター、砂守さんは……ピアノ?
砂守:僕はいただけですね、あのときは……敢えて言えばバンマス……?
井上:ええ!?
砂守:楽器得意じゃないので……ごくまれにやりますけど(笑)。
井上:え? じゃあ音楽hはどうやって作ってるんですか?
砂守:ぽちぽち……(パソコンをいじる動作)。
井上:えええ!?
砂守:それで、バンドのメンバーには「ああして、こうして」と指示だけ出します。まあ、クラシックで言ったら指揮者みたいな立場だと思っていただけますと……。
井上:びっくり……。

バンドメンバーは強力!

砂守:もう一つ試してみたい思っていたことがあって。
それが、「言いだしっぺ」となってフェスをやるという形です。
buzzG:ロックのバンドとかだとよくあるよね、バンドが主催でやるフェス。
砂守:こういうジャンルではあまり見ないのですが、『魔法少女オーバーエイジ』がきっかけになりつつ、関係ない作品が集まるのも面白いんじゃないかと思ったんですよね。そう考えたときに、「とにかく生演奏でやってみようぜ!」というフェスをいろんな、特にカラオケで普段やってる方を呼んでやってみようと思いつきました。可能な限りいろんな方に参加してもらいたいと思ってて、いろいろと声をかけさせていただいています! 皆さんの曲をちゃんとバンドでカバーしますので、どーんと来てください、という心意気です。
buzzG:どんな曲でも?
砂守:絶対演奏できないような曲が出てきちゃったらどうしようか、というドキドキもありつつ。
buzzG:弾くのは僕らです(笑)。
砂守:強力なバンドメンバーを揃えたので僕としては安心してるんですけど。
buzzG:自分が弾かないからって……。
砂守:演奏に幅を持たせるために、楽器の持ち替えも想定しています。
井上:ああ、ひとつだけじゃなくて、たくさん楽器ができる方っていらっしゃいますよね、フルートを吹いていたと思ったら、ヴァイオリンを持っていたり……と。
砂守:まだ全然決まっていないんですけど、曲によってはギターを三本にしたりするかもしれないです。他の楽器からの持ち替えで。
井上:え、ギターだけで3本!? すごーーーい!!
砂守:逆にキーボード2本にしたり、ちょっと変わった楽器を入れたり……。そのあたりも楽しみですね!
buzzG:他人ごとのように(笑)。
井上:じゃあ、かなり厚い音になりますね。
砂守:かなりガツっとした音になりますよ。もちろん生音聴いてる方もいらっしゃるとは思うのですが、カラオケに慣れた方もいると思うので、ぜひそのあたりも聴いてもらえたらなと。

ちょっと昔話を

砂守:ちょっと話を脇道に反らせまして……昔ってどうでした?……って話を喜久子さんに聞いていいのか悩むところではありますが(笑)。
井上:昔? え、まだ17歳なのに!
砂守:すみません、時空を歪ませていただいて!
井上:ゆがませます! デビューのころとか? あ、生まれてますか!?
buzzG:生まれてます!
井上:良かった!
砂守:そのころ、歌う機会があったときって、バンドでした? というところが聞いてみたくて。
井上:そのころは……声優のお仕事と同時に歌のお仕事もいただいてて、生バンドだったと思います。
砂守:当時はカラオケを流すのが今より手軽じゃなかったはずなんですよね。
井上:そういえば、昔はテレビも生演奏ですよね。
『8時だョ!全員集合』とか。
砂守:現場で誰でも簡単に頭出しができるようになったのは、MDからだと思います。
buzzG:MD! その言葉は久々に聞きました。
井上:思い出しました! アルバム作ってるときに曲順を決めていて、ディレクターさんがMDを持ってきてくれて。これだと聴きながら曲順を変えられるんだよ~って!
buzzG:おお~。
砂守:欲しくて欲しくて仕方なかった覚えがありますね、MD。
井上:懐かしい~! ライブというと、最初はゆうぽうとで99年に「春のぽかぽかツアー」というツアーを、その後「夏のうきうきツアー」というのを国際フォーラムでやったんですが、そのときの記憶があんまりなくて……。
一同:ええ~(笑)。
井上:声優って、当時は裏方のお仕事だと思ってこの世界に入ったんです。でも、何故か前に出ることになって……。今はキャラクターソングなど歌を歌わせてもらうことが多いと思いますが、当時は歌を歌うとは思っていませんでした。
なので、当時は「うわ~」って……夢見てるみたいな感覚です。
砂守:だから、記憶がない……(笑)。このときもバンドですか?
井上:はい、そうでした!
砂守:このころから聴いてらっしゃるファンの方はそれが当たり前だったんでしょうね。
buzzG:そのころは小さい所でやる場合がカラオケで、大きくなったら必ずバックバンドが付くってイメージだった気がします?
砂守:ああ、その感覚はある! 最近はアリーナでもバンドがいるとは限らないですね。この曲だったらバンドでやったらかっこいいのになあ……とか思ってしまうことも多いです。
井上:壮大で重厚な曲の場合、それをバンド5人編成くらいにするとイメージが違ってきてしまうので、だったらカラオケで、ということもありますよね。
砂守:レコーディング自体もトラックが増えて、再現不可能な曲がどんどん増えている、ということも影響してるんでしょうね。
井上:なので、私はバンドの部分とカラオケの部分、両方使ったりしてます。

同期の使い方

buzzG:でも生音に最近帰ってきてる感じ、ありますね。
砂守:確かに、バンドとかもピースが少ないのが増えて。
buzzG:8人編成だったのが5人にして大きいところでやったり、小編成にしてるバンド多いですよね。回帰してるような。
井上:最近、バンドさんといっしょにオケ流したりしますよね。
砂守:同期とか、マニピュレーターと呼ばれる手法ですね。
井上:「どうき」って聞くと、息切れ? とか思っちゃう。
一同:(爆笑)。
井上:厚みが出ますよね。今回のこのフェスでも?
砂守:同期は使うと思います。
ちゃんと合わせながらグルーヴを出せるリズム隊がいれば生演奏とカラオケの「いいとこどり」ができるんです。
井上:どういうことですか?
砂守:うまい人は、いい感じに同期を「無視できる」んですよ。もちろん、大きくずらすことはないんですが、メトロノームぴったりの位置に対して、Bメロだけほんの少しだけずらして遅めに叩く……とか。そうすると、そのドラムに対して他のメンバーが合わせて、そこに同期の音が重なっていった場合に……。
buzzG:生演奏みたいなグルーヴが出せる。
砂守:生演奏にこだわる、といっても、曲によってはそういう手法ももちろん使います。演奏する曲によってベストの方法を選びたい。とはいえ、蓋を開けてみたら全然使いませんでした、みたいな可能性もあります。
一同:(笑)。
砂守:まあそういう新技術(?)も投入しつつ、全体としては敢えて「古臭いことをやりたい」なと思っています。
井上:いいですね。
砂守:喜久子さんとの話でインスピレーションを受けまして。
井上:私の古い話から?
砂守:いえいえ!(焦)。
一同:(笑)。
井上:いいですよね、「マジで真面目に音楽を」って。
砂守:ネタばらしすると、最初は仮タイトル、『マジカルミュージック』とつけていて。でも考えてるうちに「マジ」だけでいいかなと。そこだけ残ればいいじゃないか、みたいな気持ちです。
buzzG:この英語表記はなんなの……? りありーしりあす……?
砂守:" Really Serious Music Fest"。この直訳感が、バカっぽくていいかなーと。

お姉ちゃん、「年上の娘」と共演!?

砂守:そんなわけでフェス開催となったわけですが、メインMCとして喜久子さんに登場していただくことになりました。
井上:よろしくお願いします。
砂守:いろんなところで「MCは井上喜久子さんです」というと「ホントですか!?」という反応がほとんどで。
一同:(笑)。
井上:実は今までMCって苦手で……。
砂守:え!!
井上:お話は何度もいただいていたんですがお断りしていて。
MCさんの横でボケるのは大好き。
その位置で生き続けて何十年だったんですが。
一同:(笑)。
井上:でも、今回のお話しで参加者の方のお名前を見て、心底「応援したい!」って思えて。
なんか、自分がここに一緒に立って笑ってる場合じゃないなって。
一同:(爆笑)。
井上:ボケ倒してるばかりじゃダメだって。
そろそろ大人になろうかな~という心境だったんです。
砂守:本当ですか!?
井上:去年だったら断ってました。
砂守:僕含めバンドはずっと後ろにいますので、本当にボケ倒し続けたら止めます(笑)。
buzzG:実は、今日の鼎談もいきなり呼ばれたんですが(笑)、井上さんがいらっしゃるってことで非常に驚いていて……高校生のとき、すごい声優オタで。
井上:え~、高校生くらいだと、ジャスト? 私頑張ってたときかも? どなたのファンだったんですか?
buzzG:えっと、声優さん全般で……。
砂守:好きだったのは何歳くらいの声優さんでした?
buzzG:あ、17歳……。
井上:言わされてる!!(笑)。
buzzG:『セイバーマリオネット』とか、『ああっ女神さまっ』とか見てました。
井上:ありがとうございます。
砂守:それと今回、実は娘さんが……。
buzzG:え!? 娘さん!?(初耳)。
井上:本当にいいんでしょうか……ひとつ年上の娘が……。
buzzG:年上の……娘……?
砂守:この前、歌声を聴かせていただいたんですが、すごく透明感があって!
井上:歌で先に『太鼓の達人』でデビューさせていただいたんですが、最近声のお仕事も。
私が28年、しまじろうのお母さんをやらせていただいてて、そのご縁で劇場版でデビューしました。
buzzG:すごい! 母娘で現場!
井上:ビシビシ鍛えてます!
砂守:自分のお父さんがギターの師匠だったらどう?
buzzG:え!……関係値による……かな(笑)。
砂守:ちょっと前にライトノベルを書き終えたんですが(※2)が、主人公たちが魔法を使って、音楽のトーナメントに出ます。そこにライバルで、すごい歌がうまい子が出てきます。その子のことを書いてるうちに、ふとそういえば素敵な歌声の方がいたぞ……!? と。
井上:ええ、大丈夫かなあ……。
砂守:ちなみに、今あるのは歌詞だけです。
buzzG:ええっ!? なにそれ?
砂守:なんとなくメロディはあるんだけど……小説に歌が登場するので、文字だけ先に決めてくださいって……。
buzzG:(笑)。
砂守:後から苦しむパターンだなあこれ……。まあ、すごいいい曲になります。
一同:(笑)。
井上:ドキドキします、5月初旬にもライブがあって、娘とはそこでも同じ舞台には立つのですが、ホームというか、ずっと応援してくださってる皆さんの前なので、ちょっとどこか安心感はあるんです。でもこちらは、フェスという場所でたくさんの皆さんにお会いするのは初なので……。でも、娘は歌が歌いたくて歌いたくて、昔からやりたいと言っていたこともあり、高校も卒業したということもあり、やらせてあげようと思って。
buzzG:ずーっと歌は習ってらっしゃんですか?
井上:高校生になってからボイストレーニングを始めました。私と同い年の時にデビューすれば? というお話はいただいてたんです。子役の方とか、若いうちにデビューされる方も多いですが、自分の子どもとなると、いや~無理無理! って思っちゃって。でも高校も卒業したことだしって。
砂守:実は今回、共演者に同年代くらいの方もいる予定です。
井上:あ、本人もうれしいかもしれないです、一緒に頑張れる人がいると。
砂守:あ、喜久子さんともね。年下ですよね。
井上:あ、忘れてた!
砂守:見事に綺麗なボケをありがとうございます。最近、若いんですが、すごく昭和の香りがする歌い方をする方がいて……たまにそういう方がいるんですよね。
井上:わかります。お母さんの影響とかなのかな。
砂守:歌声を聴いてると、歌いまわしとかに聴いてる曲のくせって出るじゃないですか。
井上:平成の子のキラキラした歌声もかわいいんですが、若手の声優さんなのに懐かしい感じの子っていますよね、キュンキュンします。
砂守:かわいく歌ってみてください、と言うと、完全に昭和のアイドル感覚のかわいさを出してくる……。
井上:やっぱりお母さんと曲を聴いてたんでしょうね。
砂守:娘さんとのフェス共演、楽しみです!!
砂守:それでは最後にメッセージをお願いします。
buzzG:僕はバンド出身なので、単純にバンドが好きなんです。アニメ・声優さん系のイベントってオケのイメージが強かったのでこういうバンドって僕の中では新鮮で、イベントに参加させてもらえるのが嬉しいです。よろしくお願いします。
井上:さっきもちょっと言ったんですが、未来につながるようなキラキラした若い女の子たちが頑張ってる姿を見られることも嬉しいし、いっぱい盛り上げていけたら、私自身も幸せだなって思ってます。『魔法少女オーバーエイジ』も、とっても素敵な作品なので、この世界がもっともっと広がって、いつかは……!! そして、娘のことで恐縮なのですが、彼女も昔から魔法使いになりたいって言ってたので、今回素敵な作品に参加させていただくことが恐縮ながらも有難いです。ぜひ皆さん一緒に盛り上げましょうね!

井上喜久子がマジ音フェスに参戦することを記念して、第1次先行チケットを申し込むと抽選で3名に、今回撮影されたチェキにサインを入れたものをプレゼント。なお、当選は発送をもって発表。

※1【ライブ情報】 『井上喜久子ふんわりライブ4~柏餅ください☆~』
■開催詳細
・2016年5月5日(祝)13:30開場 品川プリンスホテルクラブeX
■出演
・井上喜久子
・押谷沙樹(Pf)、藤枝暁(Gt)、澤田将弘(Ba)、中村優規(Per)、和田朋美(Sax)
■チケット情報他、詳細は井上喜久子オフィシャルサイト@manbow( http://manbow.com )

【朗読バラエティーショウ】
『「セブンティーンズメイドカフェ」~スプーンひとさじの幸せ♡~』
■開催詳細
・2016年5月5日(祝)18:00開場 品川プリンスホテルクラブeX
■出演
・井上喜久子
・石黒千尋、よしだあゆみ、椎葉マリエ、藤川茜、菊池紗都、井上ほの花
■チケット情報他、詳細は井上喜久子オフィシャルサイト@manbow( http://manbow.com )

【ライブ情報】
『マジ音フェス2016』
■開催詳細
・2016年5月28日(土) 府中の森芸術劇場 どりーむホール
■出演
・井上喜久子(メインMC)
・【魔法少女オーバーエイジズ】(井上喜久子 / 飯田里穂 / 松井恵理子 / 徳井青空 / 遠藤ゆりか / 鈴木愛奈 / 井上ほの花 他)
■チケット情報他、詳細は→ http://majionfes.com/

※2【ライトノベル新刊情報】
『魔法少女オーバーエイジ「二番煎じなんてレベルじゃないっ」』
著/砂守岳央 イラスト/日向あずり 価格: 650円+税

【アルバム情報】
ライトノベルにスペシャルなアルバムがついた特別版も発売!
きゃにめ.jpにて予約受付中!!→ http://special.canime.jp/overage/

SONG&ドラマ(参加声優)
伊藤ましろ(CV: 花澤香奈)、桂ゆかり(CV: 渕上舞)、久坂そらの(CV: 飯田里穂)、小宮ももか(CV: M・A・O)、島津くれは(CV: 遠藤ゆりか)、児玉あおい(CV: 松井恵理子)、有馬こはく(CV: 鈴木愛奈)、黒田はがね(CV: 徳井青空※ドラマパートのみ)