3月25日~27日の期間で東京ビッグサイトにて開催された国内最大級のアニメの祭典「AnimeJapan 2016」内で26日、人気シリーズ『牙狼<GARO>』のスペシャルステージが行われた。

イベントには、4月1日に最終回を迎えるTVアニメ『牙狼<GARO>-紅蓮ノ月-』で主人公・雷吼の声を担当する中山麻聖と、メインキャラクターデザインを務めた桂正和氏が登壇。さらに、シリーズ10周年記念作品となる劇場アニメ『牙狼<GARO>-DIVINE FLAME-』の林祐一郎監督によるトークショーに加え、同じく10周年記念で結成された「魔戒歌劇団」によるミニライブが行われるなど盛りだくさんの内容となった。

実写版『牙狼<GARO>-魔戒ノ花-』では冴島雷牙を演じており、歴代で唯一、1人で2人の魔戒騎士に扮した中山。最終回を目前に控え、「一刻も早く見てもらいたい気持ちもあるけれど、雷吼の物語が終わってしまうという寂しさの方が強いかな」と心境を明かしつつ、「オープニングからエンディングまで、30分丸々、目を離さずに見てもらいたい。ザルバの一言も聞き逃さないよう、楽しみにして。GAROを愛してくれた方々に向けた言葉でもあるし、締めくくる言葉でもあります」と最終回の見どころを語った。

一方の桂氏は、作品について「僕はもともとこのシリーズが好きで、雨宮慶太監督とも仲がいいから、大体の世界観は知っているつもり。時代が変わっても、どこかにその世界観の匂いが残っているようにしたかった。やれて楽しかったですよ」と振り返った。

5月21日から新宿バルト9ほかで公開される劇場アニメ『牙狼<GARO>-DIVINE FLAME-』は、2014年から放送された『牙狼<GARO>‐炎の刻印‐』の4年後を描く完全新作。黄金騎士ガロの称号を受け継いだレオンたちが、隣国バゼリアに巣食う"最も美しい"と言われるホラーと激闘を切り広げる。先週ダビングを終えたばかりだという林監督は、「今まで何回も見続けているのに音楽、音響が入ってすごく力強い作品になった。すぐにでも見てもらいたい感じで、かなり手応えを感じています」と自信を持つ。

そして、これまでのシリーズに出演したREKKA(松山メアリ)、RYUME(桑江咲菜)、YUKIHIME(黒木桃子)、ANNA(大関英里)の4人による「魔戒歌劇団」は、テレビシリーズ「GOLD STORM-翔」の第2クールのエンディング主題歌「紅蓮白蓮」を熱唱。さらに、4月8日スタートの新テレビドラマシリーズ『牙狼<GARO>‐魔戒烈伝‐』のエンディングテーマ「篝火ノ夢」を歌うことが発表されると、会場のファンからは大きな拍手が送られた。