3月25日、「女子部JAPAN(・v・)」主催のイベント「節約アドバイザーによる脱・浪費女子のススメ」が開催されました。女子部ジャパンは、iPhoneの分かりやすい説明が欲しいというコンセプトでスタートした「iPhone女子部」を前身としたコミュニティ。現在は映画鑑賞会、パワースポット巡りといった様々なイベント(=女子会)を毎月2~3回の頻度で開催しています。

今回は浪費体質改善をテーマに、節約アドバイザー・和田由貴さんによる浪費タイプ診断とその対処法講座、さらに通信費節約に役立つMVNOの活用講座が行われました。

節約アドバイザー・和田由貴さん

あなたはどのタイプ? 5種類の"浪費怪人"

給料日の人も多かったであろう金曜の夜。30人ほどの参加者が集まった会場では、まずアンケートをもとに参加者の浪費タイプを分析。和田さんが分類した5種類の「浪費怪人」に当てはめ、タイプ別にその特徴と節約のためのアドバイスが紹介されました。

浪費傾向を5つのタイプに分けた「浪費怪人」

つい衝動買いしがちなタイプ「怪人ミーハーン」。対策はいったん頭を冷やして考える癖をつけること。合言葉は「あったら便利はなくても平気」

何となくお金が貯まらない「怪人ムトンチャック」。対策は、財形貯蓄などで貯める"仕組み"を作ること。高い携帯料金も、深く考えずに払ってしまっていませんか?

話を聞くうちに会場からは「ああ…」「あるある」など、苦笑いとため息と反省の声が。何となく浪費癖を自覚していても、改めて整理して見直すと、自分の何がダメなのかがちゃんと理解できます。

その中で、どのタイプにも共通して見直したいポイントとして挙げられたのが通信費。近年、家計に占める通信費の割合は年々上がってきており、節約すれば効果が出やすい部分だと和田さんは指摘します。実際に、和田さんのお子さんはiPhoneを使っているのに月の通信費は1,000円程度だそう。

通信費節約といえば、データ通信量を抑えることが第一歩。そこで、女子部ジャパンからデータ通信量を抑える使い方や設定のコツが紹介されました。

まずは自分の使用データ通信量をキャリアのマイページなどで確認

Wi-Fiアシストをオフにする、診断/使用状況を自動送信しない、Facebook/Twitterの画像自動表示をオフに、など節約の小技10連発

使用中のiPhoneはそのままで、通信費を節約できるサービス

しかし、ギリギリまでデータ通信量を抑えても減らせる金額には限度が。そこで今回紹介されたのが大手キャリアから回線を借りて安く提供している「MVNO」というサービスです。イベントではMVNOサービス「mineo(マイネオ)」を提供するケイ・オプティコムの津田和佳さんが、サービスの仕組みや料金などを分かりやすく説明してくれました。

ケイ・オプティコム モバイル事業戦略グループ グループマネージャー 津田和佳さん

月のデータ通信量が3GB以内の人や通話をあまりしない人は、mineoを使えば通信費がぐっと安くなるかも

ドコモ・auのiPhoneなら、端末はそのまま使用できます(残念ながらソフトバンクは現時点で非対応)

できないこともちゃんと説明してくれるのは良心的。対策もアリ

大手キャリアの通信網を使っているから、エリアや通信品質は問題なし

津田さんによると、現在約24万人いるスマホ契約者の月額通信費は平均でなんと1,811円。ホントにそんなことができるの? と目で訴える参加者に対して、津田さんはじめ同社社員の方々が各テーブルに付いて、実際にiPhoneを使いながらSIM交換やネットワーク設定の手順を説明しました。

各テーブルごとに使い方のデモ。料金や対応機種、手続きの方法など、細かな質問にも丁寧に対応してくれました

参加者に配られた「mineoプリペイドパック」。実際に使って試してから申し込みが可能

どのテーブルでも参加者の皆さんは前のめりぎみ。スマホ料金節約にはかなり関心が高いようです。お話を聞いてみると、「自分のデータ通信量を今日初めて知った。あまり使っていなくてびっくり」「安く使えるスマホがあることは知っていたけど、iPhoneはダメだと思っていた」など、今回参加して初めて知ったことがたくさんあったようです。参加者にはお土産としてmineoのプリペイドパックもプレゼントされ、「せっかくなので、ちょっと試してみようと思う」という方もいらっしゃいました。

携帯料金の話は難しそう……と思ってしまいがちですが、このイベントでは実際に見て聞いて直接質問することもでき、終了後はみなさんナットク! のご様子。節約をマジメに考える良い機会となりました。