【レポート】

席料なし! 渋谷とは少し違う表参道ヒルズ「森の図書室」に行ってきた

1 本との"偶然の出会い"ができる空間

諫山大樹  [2016/03/18]
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東京・表参道に、誰でも使える"本棚"ができた。好きな本を手に取って読み、ゆっくりコーヒーもビールもワインも飲めて、スイーツも軽食も食べられる。読み切れない本は無料で借りて持ち帰れる……。リニューアルを進める表参道ヒルズ(東京都渋谷区)の地下3階に「森の図書室」が生み出したのは、そんな空間だ。

表参道ヒルズの地下3階に「森の図書室」がオープン

誰でも入れるオープンな空間に

3月18日にオープンを迎えた「森の図書室」は、開館10周年を記念して計41店舗のリニューアルを進める表参道ヒルズの本館地下3階にオープン。2014年4月から営業している渋谷区円山町の店舗に続く2店目となる。

渋谷の「森の図書室」は有料の会員制(年間1万円)で、非会員は飲食代に加えて500円の席料がかかるシステムとなっている。今回オープンした表参道ヒルズの「森の図書室」は、席料を取らずに自由に出入りできるシステムを採用。飲食代以外に料金はかからず、店舗も仕切りが少なくオープンなつくりとなっている。

店舗は仕切りの少ないオープンなつくり

いつ来ても新鮮な本棚

本棚にはジャンルもさまざまな本がずらり。店内で読むのはもちろん、一時預かり金を払うことで、最大1カ月間無料で借りることもできる。

棚を眺めていて気づくのは、本の並びにほとんど規則性がないことだ。ハードボイルド小説の隣に子ども向けの絵本が出現することもあれば、思想系の評論のすぐそばに料理雑誌が置いてある一角もある。この無秩序な陳列は、利用者とさまざまな本との偶然の出会いを創出するために、「森の図書室」があえて行っているものだという。

無秩序に見える本の配置は、"偶然の出会い"を作り出すためのもの

また、利用者が本を取り出したり戻したりすることで、それぞれの位置は微妙に変わり続けていく。本の入れ替わりも順次行われるため、いつきても新鮮な本棚を訪れ、いつもと違う本に出会うことができるのだ。

次のページでは、"物語"を持つ飲食メニューについて紹介する。(→次ページはこちら)

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目次
(1) 本との"偶然の出会い"ができる空間
(2) "物語"を持つドリンクとフード
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