Fristaには、従来から「インフォボード」と呼ばれるソフトウェアが搭載されている。これは、PCを操作していない状態が一定時間経つと、画面上にニュースや天気情報、カレンダーなどの情報を表示するもの。ニュースや天気などの代わりに、「ピクチャ」フォルダにある写真をスライドショーで表示することも可能だ。インフォボード自体はNECの他のモデルにも搭載されているソフトだが、省スペースのFristaとは特に相性がよく、電光掲示板やフォトフレーム感覚で便利に使うことができる。

インフォボードの画面。プロカメラマンが撮影した美しい写真に天気やニュースなどの情報がオーバーレイ表示される

新モデルでは、このインフォボードも刷新され、天気やニュースなどの情報の背景にプロカメラマンが撮影した写真が表示されるようになった。背景の写真は一定時間ごとに変わるため、ぼーっと眺めているだけでも楽しめる。また、従来はPC未使用時にフルスクリーンでしか表示できなかったが、新しいインフォボードはPC使用時にもデスクトップガジェットとして表示させておけるようになっている。

背景写真や表示される情報は一定時間ごとに自動的に変わる

さらに、新モデルでは「キーボードシンクロナイザー」と呼ばれる機能が追加され、キーボードを収納した際に自動的にインフォボードを起動できるようになった。

収納してからインフォボードを起動するまでの時間や、起動してからスリープに移行するまでの時間は任意に設定できる。ちなみに、キーボード収納時に起動するアプリはインフォボード以外を指定することもでき、アプリではなくスリープや電源オフなどの動作を割り当てることも可能だ。

実際に試してみたが、キーボードの出し入れだけで設定したアプリや動作が自動的に実行されるのは思った以上に便利だった。ベッドサイドで就寝前にPCを使うことが多い人などは、かなり重宝する機能ではないだろうか。

インフォボードの設定画面。起動までの待ち時間などを設定できる

キーボードシンクロナイザーの設定画面。キーボード収納時/取り出し時の動作を設定できる

PC使用時も、インフォボードをデスクトップガジェットとして表示しておけるようになった

キーボードを収納するとカウントが始まり、インフォボードが起動する