続けてお届けしているカシオの2016春夏・時計新製品発表会レポート。今回の発表会は「進化、そして革新。~時代が求める真の価値を目指して~」をテーマに掲げている。「PRO TREK」編、いってみよう!

PRO TREKの展示フロア

新開発の方位計と大型レトログラード針を搭載した「PRW-7000」

アウトドア派はもちろん、都会派からも支持されるPRO TREKの「MULTI FIELD LINE」に、新モデル「PRW-7000」が登場する。定評あるトリプルセンサーVer.3を搭載。磁気センサー部が実現する方位計に、新たに自動水平補正機能を採用しており、時計が水平状態でなくとも1度単位の方位計測が可能。アウトドアアクティビティでの使い勝手がより向上した

PRW-7000シリーズは3モデルで展開

また、カヤッキングやフィッシングで重宝するタイドグラフ(潮見表)や、センサーが検出した自然条件の変化をもとに、魚が釣れやすくなる時間帯を教えてくれるフィッシングタイム機能も搭載している。

もうひとつの特徴的な装備が、5時位置の大型レトログラード針だ。タイドグラフ、気圧差、高度差を表示するだけでなく、ベアリングメモリー機能(目標地点の方角を記録しておくことで、その方向を指し示す)使用時にも活躍する。

グリーンの差し色の「PRW-7000-1AJF」

オレンジの差し色の「PRW-7000-1BJF」。これのみ通常液晶

タフソーラーや電波時計マルチバンド6、針の直観的な操作が可能なスマートアクセス、そして世界48都市をフォローし、UTCダイレクト呼出機能やサマータイム自動設定機能、ホームタイムの都市入れ替え機能を搭載したワールドタイムなど足回りも充実。ボールドなハイコントラストデザインのダイヤルも、アナログ部、STN液晶パネルを採用したデジタル部ともに、きわめて視認性が高い。

フィールドコンポジットバンドを合わせた「PRW-7000FC-1JF」

ケースはIP処理を施したステンレス・スチール製で20気圧防水。外径は52.3mm(縦)、厚さは14.5mm。風防はサファイアガラス。カーボンインサートバンドを合わせた2モデルと、耐久性と軽量化を両立し、道具を使わずに長さの微調整が可能なフィールドコンポジットバンドを合わせた1モデルで展開。前者は、グリーンの差し色の「PRW-7000-1AJF」とオレンジの差し色の「PRW-7000-1BJF」で、価格は8万2,000円。後者は「PRW-7000FC-1JF」で、価格は9万円。すべて7月発売。