本機の大きな特徴のひとつが、その高精細な液晶ディスプレイだ。ディスプレイのサイズは従来通り15.6型ワイドだが、解像度は前モデルのフルHD(1,920×1,080ドット)から4K(3,840×2,160ドット)になり、画面の精細さが倍になった。意外だが、富士通がノートPCのディスプレイに4K液晶を採用するのは本機が初となる。

4K解像度の15.6型ワイド液晶ディスプレイ。解像度だけでなく色純度も高く、写真や動画を鮮やかに再現する

タッチ操作に対応しており、フリックやスクロールなどのジェスチャーも滑らかに行える

表示性能の高さに加え、使いやすさが考慮されているのも本機のポイント。なかでもユニークなのが「ブルーライトカットモード」が搭載されている点だ。プリインストールされている「ステータスパネルスイッチ」というソフトで、「ブルーライトカットモード」を「ON」にすると、RGB三原色のうちブルーの光を30%カットしてくれる。ディスプレイ製品によく搭載されている機能だ。

「ステータスパネルスイッチ」の「ブルーライトカットモード」をクリックすることでON/OFFを切り替えられる

実際に「ブルーライトカットモード」を試してみると、画面全体が少し赤っぽくなり、温かみのある色合いになった。照明に例えるなら、昼光色と電球色くらいの違いがある。色温度が変わってしまうため、写真や映像の編集など色を扱う作業には不向きだが、Webで情報収集したりメールを書いたりといった作業が中心なら、普段からONでも問題ないだろう。

思った以上に目にかかる負担が違うので、パソコンを使うと寝つきが悪くなるという人は、特に就寝前に利用してみてほしい。

ブルーライトカットモードがOFFの状態(左)とONの状態(右)。画面全体が赤みがかった色になる

このほか、画面の色調を見やすく調整できる「あわせるビュー」機能も便利。「ステータスパネルスイッチ」の「色調補正」をクリックすることでプロファイルを簡単に切り替えることができる。

「あわせるビュー」機能。「ステータスパネルスイッチ」の「色調補正」で切り替えられる