「はじめてのおつかい」成功なるか

今回の検証シチュエーションは「はじめてのおつかい」である。親に買い物を頼まれた子どもが途中で親と連絡をとりつつ、大都会をさまようのだ。

子ども用に設計されているためか、比較的手首は細い方の筆者でもベルトがギリギリである

親役を頼んだ友人に、mamorino Watchの親機となるスマートフォンを渡す。さらにリアル感が増すよう、自分のiPhoneも没収。これで、身につけている通信機器はmamorino Watchだけになった。何だろう、この急に襲ってくる不安感は。冒険に出る前のドキドキする気持ちってこんな感じだろうか。

こちらが親機となるスマートフォン

これは親役の友人にわたしておきます

さて、買うものはどうしよう。

と、友人から提案が。「自分の著書買ってきなよ。『サイバー戦争』を」。

おっと。手前味噌だが説明しておくと、『サイバー戦争』はマイナビ新書より発売中の拙著である。ただし、発売は2012年で、しかも新書だからもう書店には置いていないんじゃないかと思うんだけど……。

「まあ、なかったらそれはそれで」

気軽に言ってくれる。こっちはiPhoneを剥ぎ取られてレベル1の冒険家状態だというのに。

ともあれ、子どもになりきってはじめてのおつかいスタートだ。ここからはmamorino Watchを手に、カメラで自撮りしながら進んでいこう。使いながら機能の紹介もしていく。

デフォルトの画面は時計

画面をスワイプすると各種メニューが出現

機能はかなりシンプルだ