電話は苦手、携帯電話は"いないふり"が難しいから余計にイヤ、という人は少なくないはず。確かに、場所と時間を選ばず突然かかってくる電話は困ったもの。iPhoneなどスマートフォンの場合、電話どころかメール、SNSなど多種多様な手段があるため、連絡を受けて見て見ぬふりをすることは余計に困難だ。

そんなユーザのための機能が「おやすみモード」。名称こそ夜間を連想させるが、朝昼問わずに利用でき、スイッチをオンにしている間は着信があっても呼び出し音を鳴らさない(iPhoneをロック解除している間を除く)。通知も制限可能だ。大切な友人・知人は例外的に着信/通知を許可することもできるので、夕方5時から翌朝までは仕事関係の電話や通知を伴う連絡はすべてスルー、といった使い方が可能になる。

おやすみモードを文字どおり就寝するタイミングではなく、特定の時間帯は原則オンとすることもできる。iOS 9の初期設定では、コントロールセンターや『設定』の画面でスイッチを手動切り替えすることが想定されているが、これを自動化できるのだ。毎日決まった時間になると「おやすみモード」がオン/オフされるので、うっかりプライベートの時間帯に仕事の連絡を受けずに済む。

設定はかんたん、『設定』→「おやすみモード」の順に画面を開き、「時間指定」スイッチをオン(白→緑)にして開始/終了時刻をそれぞれ登録すればいい。これだけの作業で、毎日特定の時間帯が自動的に「おやすみモード」になるのだ。土日や祭日を例外指定することはできないものの、解除したければコントロールセンターで手動解除すればいいだけのこと。iPhoneに振り回されない静かな時間帯を確保したい、それも毎日自動的に、と願う人にはお勧めの使い方だ。

操作手順をカンタン解説

1『設定』→「おやすみモード」の順に画面を開く

2 「時間指定」スイッチをオン(白→緑)にしたあと、時刻の欄をタップする

3 おやすみモードを自動的に開始/終了する時刻を指定し、画面を閉じる

(提供:iPad iPhone Wire)