子どもが嫌いな野菜の代表格とも言えるピーマン。どうやって食べさせるか、悩んでいる人は多いと思います。ピーマンコロッケは、そんな悩みをお持ちの方にうってつけのレシピ! ピーマン独特の苦味と青臭さは油に溶けやすい性質があり、中温の油で揚げることでくせを和らげることができます。

ピーマンコロッケ

子どもの大好きな惣菜、コロッケをピーマンで作ろう!

材料(4人分)

合いびき肉 100g / ピーマン 小8~10個 / じゃがいも 300g(中なら2個、小なら3個) / 玉ねぎ 100g(1/2個) / パン粉 1カップ / ミニトマト、パセリ、ウスターソース 適宜

A(塩 小さじ1/2 / ナツメグ、黒こしょう 各小さじ1/4)

B(バター 10g / 砂糖 小さじ1)

C(卵 1個 / 薄力粉 大さじ6 / 水 大さじ2)

つくり方

1.玉ねぎはみじん切りにする

2.フッ素樹脂加工のフライパンに合いびき肉を入れて中火にかける。混ぜながら炒め、色が変わってきたら、1の玉ねぎを加えて炒める。熱が通って透明感が出たら、Aを加えて下味をつける

3.じゃがいもをたわしで洗い、皮はむかず、ぬれたままラップで包む。耐熱ボウルに入れて電子レンジ500wで6分加熱する(途中、上下を返す)。つまようじをさしてみて、すうっと刺さればOK。かたい時は1分単位で追加加熱する。柔らかくなったら、熱いうちに皮をむく

4.3をボウルに入れ、熱いうちにマッシャーか大きめのスプーンでつぶしてBを混ぜたら、2を加えてさっくり混ぜ合わせる

5.ピーマンのヘタの方をくりぬき、中のタネとワタを取り除いて4を詰め込む。破裂防止に、ピーマンの数カ所につまようじで穴を開けておく

6.Cを混ぜバッター液を作る。バッター液に5をつけ、パン粉を入れたバットにうつし、上からもパン粉をかぶせ、パン粉で包むようにする

7.パン粉をつけたら170℃の中温の油で、じっくりと色よく揚げる。じっくり揚げることでピーマンが食べやすくなる。色よく揚がったら油きりを敷いたバットにあげ、半分に切ったら、ミニトマト、パセリと一緒に盛り付ける

破裂防止のため、ピーマンの数カ所に穴を開けておく

「バッター液」を使うことで、パン粉がつけやすくなる

中温の油でじっくり揚げて、ピーマンの苦味を消そう

今回のレシピのポイントは、卵液でなく「バッター液」を使うこと。「バッター液」は小麦粉と卵、水を混ぜたもので、これを使うことにより、つるつるしたピーマンでもパン粉がつけやすくなるという。ただそれでも衣がはがれやすいため、「切る時は丁寧に切ってください」と筋肉料理人さん。そのままでも食べられるが、ウスターソースをつけることで、ピーマンのくせがさらに少なくなって食べやすくなる。


著者プロフィール

筋肉料理人
1963年6月生まれ。佐賀県在住。自営業のかたわら、居酒屋で料理人としても働く。2009年からは佐賀県三養基郡みやき町保有の元民間保養施設で食文化コーディネーターとしても活躍。趣味は料理、バイク、アウトドア、筋トレ、熱帯魚。 子供は中学生と小学生の2人。日々料理を楽しみ、筋トレ、プチダイエットも継続中。 超人気レシピブログ「魚料理と簡単レシピ」も執筆。