【レポート】

CP+2016 - デジタルカメラに必須のストレージ展示まとめ

1 SDアソシエーションからSDメモリーカードの新規格

 
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メモリーカード、HDD、NAS、SSDと様々なストレージが勢ぞろい

神奈川県・パシフィコ横浜で2月25日~28日で開催の「CP+2016」では、デジタルカメラに必須のメモリーカード、バックアップに必要なストレージ類も各社から展示されていた。総合ゾーン(G)とフォトプリントメディアゾーン(M)に展示していた6ブースを紹介したい。

SDアソシエーション

SDアソシエーションでは、SDメモリーカードにおけるUHS-I/IIの紹介に加えて、新規格となる転送速度指標「ビデオスピードクラス」を発表していた。これは動画のリアルタイム・マルチファイル(同時記録)を実現するための指標で、最低書き込み速度を保証するものだ。V6 / V10 / V30 / V60 / V90が規定され、数字が最低書き込み速度(MB/s)となっている。

また、TLC NANDや3D NANDといった次世代メモリの特徴も考慮し、8MBから512MBまで37種類のブロックサイズを規定。説明員によると、これらのパラメーターはホストデバイスから読み出せるので、メモリーカードを差し込むだけで、スピードクラスや対応ブロックサイズを把握した設定にできるという。実際の製品は対応機器とともに市場投入されるということで、CP+2106の時点では未定。CP+2016で展示されていた4K60Pのカメラにとどまらず、8K UHDも見据えた規格なので、今後の展開がおもしろそうだ。

SDアソシエーションブース

USH-I/IIのパネル

CP+2016で発表された「ビデオスピードクラス」。従来のUSHスピードクラスでは30MB/sまでだったが、V60(60MB/s)やV90(90MB/s)という速度が加わり、8Kビデオを見据えた内容だ

従来のスピードクラスも併記。ビデオスピードクラスは37種類のブロックサイズを規定しており、ホスト側はすべて対応する必要があるという

また、東芝のNFC付フラッシュメモリーカードが参考展示されていた。こちらは東芝ブースで展示のNFC付フラッシュメモリとは異なり、スマホやPaSoRiを使ってロックおよび解除ができるメモリーカードだ。

紐付けを行ったスマホでロックを解除してパソコンのSDカードスロットに差し込むと、読み書きが行える。そののち、スロットから外すだけで自動的にロックがかかり、スロットに差し込んでも(壊れたかのように)無反応となるデモを見せていた。もし紛失しても、無価値なものになるうえ、解除作業の容易さが印象的だ。

東芝ブース?と思えるほど、東芝の参考出展が多かった。これはNFCを使い、スマホでSDメモリーカードをロックできるというもの

デモではスマホにかざすことで一時的にアンロックとなり利用可能に。スロットから抜くだけで自動的にロックされアクセスできなくなるので、紛失しても壊れたカードのように見える

パスワードロックや指紋認証のUSBメモリは以前から存在したが、機器とパスワードの二要素でロック解除というのは、なかなかよさそうに思える

こちらはTransferJetとSeeQVaultの両方に対応したmicroSDカードリーダー。レコーダーで録画した動画をスマホに持ち出す使い方を想定している

TransferJet+SeeQVault対応リーダー本体。microSDカードスロットなのでかなり小さい

サンディスク

サンディスクは、同社製品の体験コーナーとミニセミナーを用意。メモリーカードの体験コーナーでは、「スタンダード」シリーズと「ExtremePro」シリーズで、カメラの連写性能がどれだけ違ってくるかを実際に見られた。ExtremeProシリーズのメモリーカードは高速なので、書き込み待ちが発生しにくく、カメラが持つ連写性能(毎秒○コマ)でほぼひたすら撮影し続けられる。

また、ポータブルSSD「Extreme 900 Portable SSD」のデモは、先日の発表会からブラッシュアップ。テスト環境を整えることで、公称値を上回る読み書きスピードが出ていた。USB接続の外付けSSDながら、最大で840MB/s~860MB/sの読み書きスピードを誇る。1層記録のDVD(約4.7GB)に相当する容量を、約5秒で読み書きできる速度だ。

サンディスクのブーステーマは「Pros Trust:プロが信頼するサンディスク」

連写テストのコーナー。テスト機材もおいてあるが、手持ちのカメラでもテストできた。カメラの連写性能に合わせて、メモリーカードの速度的なグレードを確認

小型軽量でハイパフォーマンスなPortable SSDの速度体験コーナー。こちらはExtreme 500と一般的なUSB HDDのファイル転送時間をチェック

Extreme 900の速度体験コーナー。構成を見直したことでスペック以上の速度を体験できるようになった

東芝

東芝ブースの内容は、SDメモリーカードやUSBメモリーのほか、近距離の高速無線通信技術を用いたTransferJetなどだ。

東芝ブース。下に見えるのはミニセミナーのコーナー

参考出品のUSBメモリーは、Type-AとType-Cの兼用コネクタとなっている

参考出展としてUHS-II対応のmicroSDHCカードがあり、UHS-Iでの動作でも高い性能を持つと説明があった。規格上の最大通信速度は、UHS-Iが104MB/s、UHS-IIが312MB/sだ。変換アダプターが添付される予定で、UHS-IIのフルサイズSDメモリーカードとして使える。「EXCERIA」シリーズのSDメモリーカードも合わせて、2016年は大幅なモデルチェンジを予定しているそうだ。

また、スマホでかざすだけで、メモリーカード内のサムネイル画像を取得できるNFC付SDメモリーカードをデモ。このSDメモリーカードを使った抽選もあり、見た目がまったく同じSDメモリーカードに抽選用スマホでかざすと、当たりがわかる。製品の特長を生かしたユニークなデモだ。

NFC付SDメモリーカード。スマホにかざすだけでサムネイル画像を見られて、空き容量もわかるという機能を持つ。ラベルがエンジ色のものが新製品で、スピードアップが図られている

2016年中に登場する予定のUHS-II対応microSDカード。SD変換アダプターも付属し、UHS-I動作でもかなり速いことをアピールしていた

アンケートに答えて抽選くじ。スマホをかざすと当たり外れがわかる仕組み

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インデックス

目次
(1) SDアソシエーションからSDメモリーカードの新規格
(2) WDとアイ・オー・データ機器、マイクロン、トランセンド
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