【レビュー】

キヤノン「PowerShot G7 X Mark II」実機インプレッション

1 新エンジン「DIGIC 7」でさらに快適に

 
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キヤノンの高級コンパクトカメラ「PowerShot G」シリーズの新顔として「PowerShot G7 X Mark II」が登場した。既存製品「PowerShot G7 X」から光学4.2倍ズームを継承しつつ、新エンジン「DIGIC 7」の採用などによって画質とスピード、機能を高めたモデルである。その製品レビューをお伝えする。

キヤノン「PowerShot G7 X Mark II」。発売は5月予定。キヤノンオンラインショップ価格は税別77,800円(2月22日時点)

ボディのホールド性とアングル自由度が向上

1型センサーを備えたキヤノン PowerShot Gシリーズは、2014年に「G7 X」を発売したあと、2015年には光学25倍ズーム搭載の「G3 X」と、EVF標準装備の光学4.2倍ズーム機「G5 X」、小型化を追求した光学3倍ズーム機「G9 X」を次々と投入。幅広いラインナップを築いている。

今回モデルチェンジを行ったG7 Xは、PowerShot Gシリーズのなかでも特に人気の高いスタンダードモデルだ。そもそもG7 Xは携帯性と高機能をバランスよく両立させた完成度の高い製品だっただけに、どこが改良されたのか気になるところである。

まずは外観を見てみよう。ひと目見て気付くのは、ボディ前面にグリップの膨らみが加わったこと。初代G7 Xはグリップの突起が背面のみで、前面は平坦だった。持ちにくいというほどではないが、サードパーティ製の外付けグリップを愛用している人もいるようだ。新モデルG7 X Mark IIは素のままで、より確実なホールドが可能になった。

前面の右手側にグリップを新装備。手触りのいいシボ革風の素材であり、ホールド時の安定感が高まった

外見上のもうひとつの大きな改良は、チルト液晶のヒンジが改良され、上だけでなく下にも向けられるようになったこと。初代G7 Xは上に最大180度の可動のみで、ハイアングル撮影には不向きだった。だが新モデルG7 X Mark IIは上に180度、下に45度の可動に新対応し、アングルの自由度がいっそう高くなっている。

液晶モニターを下方向に開いた状態。ハイアングルでの撮影がスムーズに行える

液晶を引き出して上方向に向けた状態。さらにレンズ側に回して自分撮りにも

液晶のチルト可動を生かしてローアングルで撮影。無理な姿勢を取らずに、さまざまなカメラアングルやカメラポジションが試せる

ズームのワイド端で撮影。両腕を高く上に伸ばしてカメラを構えることで、手前にあった邪魔な金網を避けることができた

ボディの外形寸法は、幅105.5×高さ60.9×奥行き42.2mm。前モデルに比べそれぞれ0.5~2.5mm程度大きくなったが、胸ポケットに収まるサイズであることには変わりない。電池とカードを含めた重さは、15g増えて約319gとなった。

デザイン的には、前モデルのやや丸みのあるボディラインから、エッジ部分を鋭く面取りしたシャープな形状に変更されている。この点は好みが分かれるかもしれない。ボタンやダイヤルの基本レイアウトは踏襲。前面のレンズ下部には、コントローラーリングの操作感を「クリック」か「スムーズ」に切り換えるためのレバーが新設されている。

コントローラーリングの「クリック」と「スムーズ」を切り換えるレバー。例えば、感度や絞り値などを割り当てた場合はクリック操作が、フォーカスやズームなどを割り当てた場合はスムーズ操作が使いやすい

コントローラーリングに割り当てる機能の選択画面。感度やホワイトバランス、内蔵NDフィルターなど20種類の機能から選べる

赤いアルマイト処理や高品位なローレット処理を加えたダイヤル類は前モデルを継承。露出補正ダイヤルでは±3段の補正が素早く行える

大きめで押しやすい背面ボタンや、シャッターフィーリングのよさも受け継いでいる。サムグリップは、よりフィットする形状に改良された

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インデックス

目次
(1) 新エンジン「DIGIC 7」でさらに快適に
(2) ピクチャースタイルや8コマ/秒の高速連写に対応
(3) まとめ : RAW撮影も便利になった高機能スナップカメラ
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