【レポート】

KDDIが保険サービス「auのほけん・ローン」を開始 - フィンテック参入の狙いは

1 モバイルフィンテックとは

近藤謙太郎  [2016/02/17]
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KDDIは17日、「auのほけん・ローン」を4月より提供開始すると発表した。同社では新しい金融サービスを開発・提供していきたい考えだ。なぜ携帯電話の会社が、このタイミングで「保険」と「ローン」のサービスを開始するのだろうか。都内で開催された記者説明会では、その狙いが明かされた。本稿で紹介していきたい。

KDDIは4月より「auのほけん・ローン」を提供開始する。都内で開催された記者説明会では、その狙いが明かされた

KDDIの狙う「モバイルフィンテック」とは

携帯電話の通信事業者であるKDDIが、保険とローンのサービスを開始する。いささか唐突に思われる方もいるだろう。ただ、同社では2008年に「じぶん銀行」を設立、2010年に「au 損保」を設立、2014年にKDDI フィナンシャルサービスを設立するなど、かねてから金融サービスにも積極的に取り組んできた経緯がある。2014年には、同社オリジナルのプリペイドカード/クレジットカードである「au WALLET」の提供を開始。ネットとリアルの垣根をなくすサービスにより、ユーザーの利便性を高めつつ長期契約を促進、解約率の低下につなげてきた。

概要を説明する、KDDI 代表取締役執行役員専務の高橋誠氏(左)。KDDIでは2008年以降、金融サービスにも積極的に取り組んできた(右)

同社が「決済」(au WALLET)、「保険」(au損保)、「住居費」(じぶん銀行)などの分野で蓄積してきた運営ノウハウを活かして、より踏み込んだ金融サービスの「auのほけん・ローン」を開始する、と考えればそれほど違和感はない。改めていうまでもなく、保険やローンは大きな金額を長期に渡って運用するサービスである。au WALLET経済圏の規模を拡大させ、長期利用をさらに促進する、という同社の事業戦略とも合致している。しかし、金融業界ではすでに様々な企業がサービスを展開している。KDDIでは、どのように差別化要素を打ち出していくのだろうか。

保険とローンを取り扱えば、au WALLET経済圏の規模をさらに拡大できる

記者説明会では「フィンテック」なる言葉が繰り返し用いられた。フィンテック(Fintech)とは「IT技術を活用して新たな金融サービスを生み出す」を意味する言葉で、ここ数年来、金融業界を中心に頻繁に使われるようになった。KDDIでは、モバイルの利便性と金融サービスを組み合わせた「モバイルフィンテック」を提供、ユーザーのライフステージに最適な保険とローンを提供していきたい考えだ。

auのほけん・ローンでは、ユーザーのライフステージに最適な保険とローンを提供していく

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インデックス

目次
(1) モバイルフィンテックとは
(2) サポートセンターを設置
(3) スマホを解約した場合の住宅ローンは?

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