ワークステーションユーザー以外にもお勧めしたい高性能機

ここまで見てきたように「ThinkPad P70」は、Xeon、Quadro、4K液晶ディスプレイなど、現状考えうる最高レベルの性能を搭載したモバイルワークステーションだ。これだけのスペックを備えながら最厚部34.2mm、質量3.43kgという比較的コンパクトなボディに収まっているのは驚きの一言に尽きる。

主なターゲットになるのは、やはりCADや3DCG、動画編集、写真編集などを行うワークステーションユーザーだが、「とにかく高性能なマシンがほしい」というパワーユーザーにもお勧めできる。特にグラフィックス性能を要求されるゲームやアプリを快適に楽しみたいというユーザーには、是非注目してほしい製品だ。

Xeon、Quadro、4K液晶ディスプレイなど、先進の機能を備えたレノボ・ジャパンの「ThinkPad P70」。PCパワーユーザーにもお勧めできるハイエンドノートだ

製品名 ThinkPad P70
CPU Intel Xeon E3-1505M v5 (2.80GHz)
メモリ DDR4-2133 16GB
ストレージ 512GB M.2 SSD(SATA3接続)
光学ドライブ DVDスーパーマルチドライブ
グラフィックス NVIDIA Quadro M4000M
ディスプレイ 17.3型4K(3,840×2,160ドット)IPS液晶
通信機能 ギガビット対応有線LAN、IEEE802.11ac/a/b/g/n対応無線LAN、Bluetooth Ver.4.1
インタフェース USB3.0×4(うち、1つがPowered USB3.0)、Thunderbolt 3×2、HDMI、MiniDisplayport
オーディオ DOLBY HOME THEATER v4対応ステレオスピーカー
バッテリ駆動時間 約6.5時間
本体サイズ、重量 W約416×D275.5×H29.9~34.2mm/約3.43kg
OS Windows 7 Professional 64bit SP1(Windows 10 Proダウングレード権行使)
店頭予想価格 税別574,000円