4K解像度でのゲームプレイもお手の物

「ThinkPad P」シリーズの場合、BIOSからCPU内蔵グラフィックスを使用せずにディスクリートグラフィックス(本機の場合はNVIDIA Quadro M4000M)のみを使用するよう設定できる。そこで今回はディスクリートグラフィックスに固定して性能をチェックしてみた。

BIOSでディスクリートグラフィックスに固定することができる

まず、3DMARKを試してみたところ、高性能PC向けの「FIRE STRIKE」が6933、ミドルレンジPC向けの「SKY DIVER」が20221、普及帯PC向けの「CLOUD GATE」が22943、モバイルデバイス向けの「ICE STORM」が126388となった。負荷の高い「FIRE STRIKE」でも7000近いスコアが出るなど、グラフィックス性能の高さをうかがわせる結果となっている。

「3DMARK」のベンチマーク結果

ちなみにQuadroシリーズは本来CADや3DCG、動画編集用のグラフィックスでOpenGLに特化されており、ゲーム用のDirectXの処理には向いていないとされる。しかしPCユーザーとしては本機がPCゲームでどのくらいのパフォーマンスを発揮できるかも気になるところだ。そこで、DirectXを使うゲーム系のベンチマークもいくつか試してみた。まずドラゴンクエストX ベンチマークソフトでは次の結果になった。

●ドラゴンクエストX ベンチマークソフト スコア
グラフィックス設定 解像度 スコア 評価
低品質 1920×1080 18728 すごく快適
標準品質 1920×1080 17730 すごく快適
最高品質 1920×1080 17573 すごく快適

フルHD解像度では、いずれも「すごく快適」という評価になった。ドラゴンクエストX程度のゲームであれば、GeForceシリーズを搭載したゲーミングノートと比べても引けを取らないパフォーマンスを持っていると言えるだろう。

続いて、「BIOHAZARD 6」も試してみた結果、こちらもフルHDならとても快適な動作が見込める「S」ランクの評価となった。

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●BIOHAZARD 6
解像度 スコア ランク
1920×1080 11645 S

次に、「ファイナルファンタジー XIV 新生エオルゼア キャラクター編」では次の通りになった。

●ファイナルファンタジー XIV 新生エオルゼア キャラクター編 スコア
グラフィックス設定 解像度 スコア 評価
標準品質(ノートPC) 1920×1080 21362 非常に快適
高品質(ノートPC) 1920×1080 15075 非常に快適
最高品質 1920×1080 11356 非常に快適
標準品質(ノートPC) 3840×2160 7776 非常に快適
高品質(ノートPC) 3840×2160 4899 快適
最高品質 3840×2160 3543 快適

フルHDなら最高品質でも10000を超えるスコアで「非常に快適」に、4Kの最高品質でも「快適」になり、GeForce GTX 980M搭載のゲーミングノートなどと比べても遜色ない結果だ。

さらに「ファイナルファンタジー XIV 蒼天のイシュガルド」をDirectX 11に設定して実行してみたところ、次の通りになった。

●ファイナルファンタジー XIV 蒼天のイシュガルド(DX11) スコア
グラフィックス設定 解像度 スコア 評価
標準品質(ノートPC) 1920×1080 16228 非常に快適
高品質(ノートPC) 1920×1080 11452 非常に快適
最高品質 1920×1080 8034 非常に快適
標準品質(ノートPC) 3840×2160 3850 快適
高品質(ノートPC) 3840×2160 3363 やや快適
最高品質 3840×2160 2411 普通

さすがにグラフィックスの負荷が高いDirectX 11環境だと全体的に評価が厳しくなるが、それでもフルHDなら最高品質でも「非常に快適」の指標となる7000以上をマークしている。4Kでも標準的な動作は見込める結果だ。

DirectX系ベンチマークは不利だと言われるQuadroではあるが、今回の結果から見ると、ゲーム用GPUのGeForce GTX 980Mと比べてもほとんど見劣りしない性能を持っていると言える。その意味で、本機は最新のゲームを楽しみたいというPCのパワーユーザーにも十分アピールできる製品だと言えるだろう。